アカイカ
一般的に「アカイカ」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。
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小売店や流通でアカイカと呼ばれるイカ
図鑑などで使われている名前はあくまでも動物分類学でのもので、普段日常で使われ、活用されるものとは限らない。これを標準和名という。これがあたかも正しい名前だという人がいるが大間違いである。
ソデイカ/冷凍加工されて「アカイカ」として流通するもので、国内で水揚げされるイカの中で量的に多いのはソデイカである。ソデイカは沖縄などではセイイカ、山陰などではタルイカと呼ばれ、消費地の東京で「アカイカ」という。漁業的に「アカイカ」と呼ばれることは少ないものの、冷凍加工品などでは「アカイカ」と表示されることが多い。小売店などで丸のままで並ぶことはまずない。
ケンサキイカ/本種を「アカイカ」と呼ぶのは関東周辺であり、西日本では「白いか」、「ダルマ」などと呼ばれることが多い。国内随一の消費地、関東での呼び名が「アカイカ」、産地である西日本が「白イカ」なので混乱する。主に生で丸のままで取引されている。加工品になることはまずない。
アカイカ/標準和名のアカイカは北太平洋などで大量にとれる大型のイカである。生鮮で出回ることは少なく、おいしいイカだが冷凍加工や珍味などになることが多い。困ったことに、加工品になると「紫イカ」と表示されることが多い。ただし丸のままの状態で流通することは非常に希である。
アメリカオオアカイカ/イカ類でも最大級の巨大なイカである。国内海域には生息せず、ペルーやチリ沖で大量に水揚げされている。標準和名のアカイカの代用品として登場してきたもの。丸のままの姿を見た事がある人はほぼいない。知名度は低いものの加工品は非常に多く、「アカイカ」として流通する頻度はイカ類の中でもっとも多いかも知れない。
「アカイカ」と呼ばれる水産物一覧
●印は「アカイカ」ですがそれ以外はアカイカの仲間ではありません。