リョウマエビ

Scientific Name / Nupalirus japonicus Kubo, 1955

リョウマエビの形態写真

体長25.8cm・甲幅7.6cm前後になる。額縁には正中棘、眼上棘が1対、眼下棘が1対。腹部の背面各節に4〜7条の横溝がある。
リョウマエビの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
体長25.8cm・甲幅7.6cm前後になる。額縁には正中棘、眼上棘が1対、眼下棘が1対。腹部の背面各節に4〜7条の横溝がある。体長25.8cm・甲幅7.6cm前後になる。額縁には正中棘、眼上棘が1対、眼下棘が1対。腹部の背面各節に4〜7条の横溝がある。体長25.8cm・甲幅7.6cm前後になる。額縁には正中棘、眼上棘が1対、眼下棘が1対。腹部の背面各節に4〜7条の横溝がある。体長25.8cm・甲幅7.6cm前後になる。額縁には正中棘、眼上棘が1対、眼下棘が1対。腹部の背面各節に4〜7条の横溝がある。
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★★
      めったに出合えない
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目イセエビ下目イセエビ上科イセエビ科クボリョウマエビ属

    外国名

    学名

    Nupalirus japonicus Kubo, 1955

    漢字・学名由来

    漢字/龍馬海老、龍馬蝦 Ryoumaebi
    由来・語源/久保伊津男が土佐湾でとれた固体で記載したため。土佐湾、土佐の高知、坂本龍馬という発想だ。
    久保伊津男
    くぼ いつお(1909年〜1968年)。鹿児島県日置郡東市来村(現日置市東市来町湯田)生まれ。海洋生物学。クルマエビ、イセエビの研究など。

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。水深20m以深の岩礁域。
    駿河湾〜土佐湾、宿毛湾。

    生態

    基本情報

    イセエビなどよりも深いところにいるエビで、刺し網や釣りなどで希にとれる。
    非常に珍しいエビといってもいいだろう。
    流通に乗ることもほぼなく、なかなか手に入らない。
    食べたことのある人間自体が希少だと思う。非常においしいエビである。
    珍魚度 非常に珍しいエビで、見つけたら発見というのに等しい。

    水産基本情報

    市場での評価/入荷しない。
    漁法/刺し網など
    産地/

    選び方

    原則的に生きているもの。

    味わい

    旬は不明。
    イセエビ科のなかでも殻は薄い。筋肉は充満している。
    熱を通しても強く締まらない。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    リョウマエビの料理・レシピ・食べ方/煮る(塩ゆで)、汁(みそ汁)、生食(刺身)

    リョウマエビの塩ゆで 尾部を抜き取り、これを塩水でゆでてみた。殻と筋肉の赤の発色は弱く、赤みの強いベージュいろになる。熱を通しても硬く締まらず、とても甘味が強く、エビらしい風味も豊かだ。適度に繊維質で、口の中でほどける感じもいい。

    リョウマエビのみそ汁 ゆでたり、刺身にしたりした残りの殻を集めて汁にしてみた。殻は適当に切る。これを水から煮出してみそを溶く。思った以上にうま味豊かな汁になる。この汁だけでご飯が食べられるほどだ。
    リョウマエビの刺身 半身だけを刺身にしてみた。要するに味見である。取り出した筋肉は、氷を入れた薄い塩水のなかでさっと洗って締めた。甘味がとても強く、ほどよい食感もある。非常にうまいと思う。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/伊藤迅さん(高知県)
    『原色日本大型甲殻類図鑑 Ⅰ、Ⅱ』(三宅貞祥 保育社)
  • 主食材として「リョウマエビ」を使用したレシピ一覧

関連コンテンツ