ムスジソコダラ

Scientific Name / Coelorinchus hexafasciatus Okamura, 1982

代表的な呼び名トウジン

ムスジソコダラの形態写真

TL(全長)70cm前後になる。第一背鰭と第二背鰭は近い。吻はトウジンなどと比べると尖らず、頭部はミヤコヒゲと比べるとあまり長くない。頭部下面に鱗がほとんどない。体側に6つの暗色横帯がある(はっきり見えないこともある)。[TL68cm]
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TL(全長)70cm前後になる。第一背鰭と第二背鰭は近い。吻はトウジンなどと比べると尖らず、頭部はミヤコヒゲと比べるとあまり長くない。頭部下面に鱗がほとんどない。体側に6つの暗色横帯がある(はっきり見えないこともある)。[TL68cm]TL(全長)70cm前後になる。第一背鰭と第二背鰭は近い。吻はトウジンなどと比べると尖らず、頭部はミヤコヒゲと比べるとあまり長くない。頭部下面に鱗がほとんどない。体側に6つの暗色横帯がある(はっきり見えないこともある)。[TL51cm]
  • 魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度

    ★★★★★

    知っていたら学者級

    ★★

    地域的、嗜好品的なもの

    ★★★★

    非常に美味
    分類
    顎口上綱硬骨魚綱新鰭区真骨亜区正真骨下区側鰭上目タラ目ソコダラ科トウジン属
    外国名
    学名
    Coelorinchus hexafasciatus Okamura, 1982
    漢字・学名由来
    漢字/六筋底鱈
    由来・語源/体側に6本の横筋(横帯)があるため。
    Okamura
    岡村収(おかむら おさむ Osamu Okamura 1933-2008 高知県高岡郡別府村〈現仁淀川町〉)。京都大学で松原喜代松下でソコダラ類を研究。高知大学教授。
    地方名・市場名 [?]
    生息域
    海水魚。水深336-1000m。
    三宅島、九州〜パラオ海嶺。
    生態
    基本情報
    ほとんどとれない魚で魚類学的にも生息域についても未知の種だと思われる。市場で見たのも一度だけ。大型のソコダラは徐々に人気が高まってきており、一定の漁があれば高評価を得られそう。
    水産基本情報
    市場での評価/一度しか市場で見ていない。一定の評価はないが、あまり高くない。
    漁法/釣り
    産地/東京都
    選び方
    触って張りのあるもの。横縞などがくっきりとしているもの。
    味わい
    旬は不明。
    鱗は硬いが取りやすい。皮は厚みがあり強い。骨は柔らかい。
    脂が身に混在して白濁する。熱を通しても硬く締まらない。
    栄養
    寄生虫
    食べ方・料理法・作り方
    ムスジソコダラの料理法・食べ方/生食(みそたたき、刺身)、汁(みそ汁)、煮る(煮つけ、真子煮)、揚げる(フライ)、焼く(塩焼き、みそ漬け、真子塩焼き、さんが焼き)、ソテー(ムニエル)

    ムスジソコダラのみそたたき(なめろう) 単に刺身にしてもいいが、上品で淡泊でイマイチ味がない。皮を引き細かく切り、ねぎなど香りのある野菜とみそ、しょうがの搾り汁を合わせてたたく。野菜は玉ねぎ、青じそ、みょうがなどお好みで。これにゆでた肝を合わせるとうまさ二倍だ。非常に美味。
    ムスジソコダラの刺身 三枚に下ろして皮を引き、刺身状に切る。クセのない味わいながら、イマイチうま味に欠ける。これをゆでた肝が補ってくれる。肝しょうゆにするのもいいし、肝をのせて食べてもいい。
    ムスジソコダラのみそ汁 水洗いして刺身などにした後のあらと肝と胃袋などを集める。これを湯通しする。冷水に落として残った鱗やぬめりを流す。よく水分をきり、水から煮出してみそをとく。実にうま味豊かなだしが出て非常に美味。肝が入るとうま味が増す。
    ムスジソコダラの粕汁 水洗いしてあらなどを集めて振り塩をする。表面に水分が出て来たら湯通しして、冷水に落として残った鱗やぬめりを流す。水分をよくきり水から煮出してみそと粕をとく。寒い冬などにまことに味わい深い。大根やかぶなどの根菜が合う。
    ムスジソコダラの煮つけ 頭部やあらを集めて湯通しする。冷水に落として残った鱗やぬめりを流す。水分をよくきり、酒・しょうゆの味つけで煮つける。砂糖、みりんなどで甘味を加えるとご飯に合う。身離れがよく上品で食べ飽きない味になる。
    ムスジソコダラの真子煮 真子は卵粒が小さく煮ても硬くならない。ここではしょうゆ・砂糖・酒・水を合わせた地を煮立てたなかに適当に切った真子を落とす。ほっくりとして甘味がありとてもおいしい。
    ムスジソコダラのフライ ソコダラ類の定番的な料理法のひとつがフライである。揚げても硬く締まらず、ジューシーに仕上げる。上品で淡泊な味わいも、フライに向いている。タラ科に似て、負けぬおいしさだ。
    ムスジソコダラの塩焼き 水洗いして二枚に下ろし、骨つきのほうを使う。振り塩をして1時間以上置き、水分をよく拭き取ってからじっくりと焼き上げる。焼いても硬く締まらず、皮目に独特の風味がある。
    ムスジソコダラのみそ漬け(西京漬け) 上品で淡泊な味わいで、うま味に欠けると思うなら、みそに漬け込んでもいい。粒みそにみりん、酒などを加えて練る(砂糖を加えて甘くしてもいい)。これに切り身を漬け込む。切り身に振り塩をして少ししめて漬け込んでもいい。みそに漬けても硬く締まらず非常に美味。
    ムスジソコダラの真子塩焼き 真子は卵粒が細かく、熱を通しても硬くはならない。ここでは真子に振り塩、半日ほど寝かせて、じっくりと焼き上げる。独特の香り、うま味があり、舌に甘みを感じる。
    ムスジソコダラのさんが焼き なめろう(身を細かく切り、みそ、香りのある野菜と叩いたもの)を焼いたものを千葉県では「さんが焼き」という。ホイルなどにみそたたき(なめろう)をのせてオーブントースターなどで焼く。フライパンでソテーしてもいい。酒の肴にも、おかずにもなる。
    ムスジソコダラのムニエル フライとともにソコダラ類の定番料理。ソコダラのフィレはヨーロッパやアメリカでも利用されている。三枚に下ろして皮を引き、塩コショウする。小麦粉をまぶして多めの油でソテー、仕上げにバターで風味づけする。
    好んで食べる地域・名物料理
    加工品・名産品
    釣り情報
    歴史・ことわざ・雑学など
    参考文献・協力
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「ムスジソコダラ」を使用したレシピ一覧

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