体長30cm前後になる。尾柄部に明確な斑紋がない。
ミナベヒメジの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)


![写真の個体の体長27.7mm、重さ680g。尾柄部に暗色の斑紋がない。吻近くから背面にかけて白い(赤みがかった白)い筋状のものがある。[長野淳さん(熊野市)撮影]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/2375/Thumb630/minabehimejinaganosan.jpg)
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魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目ヒメジ科ウミヒゴイ属外国名
学名
Parupeneus biaculeatus (Richardson, 1846)漢字・学名由来
漢字/南部比売知
由来・語源/ヒメジ科であり、我が国で最初に初記録は和歌山県みなべ町(南部)であったため。
和名提唱者/池田博美、中坊徹次(2015)地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。
和歌山県[熊野市]・みなべ町、[長崎県長崎市]、鹿児島県。
中国南シナ海、ベトナム。生態
ー基本情報
ウミヒゴイ属は流通上厳格な分類はなされていない。特にホウライヒメジ、オキナヒメジ、ウミヒゴイなどはよく見かけるが都内ではすべて「おじさん」などと曖昧な呼び名が使われている。
本種もこの3種の荷に混ざって入荷していた可能性がある。水産基本情報
市場での評価/まだ流通上見ていない。
漁法/定置網
産地/鹿児島県選び方
生きている時は背中から頭部にかけての白いラインが明確に見える。古くなると退色する。味わい
旬は不明。2017年11月の個体は脂がのっていた。
鱗は大きく薄い。皮は厚みがあって強い。骨はあまり硬くはない。
赤みがかった白身で熱を通しても硬く締まらない。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/長野淳さん(三重県熊野市)、伊東正英(鹿児島県南さつま市笠沙)
『南日本太平洋沿岸の魚類』(池田博美、中坊徹次 東海大学出版局 2015年02月28日)