キサゴ
Scientific Name / Umbonium costatum (Valenciennes in Kiener, 1838)
殻幅3センチ前後になる。いわゆるカタツムリ形。螺層の上に4、5本の螺溝(筋)がある。
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魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度 ★★★★
知っていたら達人級★★
地域的、嗜好品的なもの★★★
美味生息域 海水生。
北海道南部から九州の砂地に棲息。生態 ー基本情報 流通するキサゴ類はダンベイキサゴとキサゴ。
ともにあまり多くはないが、キサゴはダンベイキサゴと比べても少ない。
比較的ローカルな、しかも地味な存在で、ほそぼそと各地で楽しまれている。
また「まさはじき」の呼び名は、貝の中でもよくオハジキ(お弾き)にして遊んだからだ。水産基本情報 市場での評価 愛知県などから入荷してくる。量的には非常に少ない。値段はやや高め。
漁法 不明
産地 愛知県など選び方 原則的に生きているもので、足などを盛んに出して動いているもの。味わい 旬は春から夏。
貝殻が薄く、身(可食部)は多い。
熱を通すとやや硬くなる。
ダンベイキサゴ、キサゴは共通。栄養 ー寄生虫 ー食べ方・料理法・作り方 好んで食べる地域・名物料理 ー加工品・名産品 ー釣り情報 ー歴史・ことわざ・雑学など ニシキウズガイ科(Trochidae)について◆
■ 基本的には円錐形。殻の内側は真珠光沢を帯びる。
■ 国内に136種。
■ 代熱帯、亜熱帯、温帯に広く分布。
■ 代表的な食用種も多く多様。
磯などで「磯もの」、「磯玉」と呼ばれる、バテイラ、オオコシダカガンガラ、イシダタミ、クマノコガイ、クボガイなど。
熱帯にはギンタカハマ、サラサバテイ。
砂地にいるキサゴ、ダンベイキサゴ。参考文献・協力 『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社)、『日本語源大辞典』(小学館)