フクレギンエビス

Scientific Name / Ginebis argenteonitens convexiusculus (Yokoyama, 1920)

フクレギンエビスの形態写真

40mm SH 前後になる。螺塔は高く、全体に銀白色で真珠の光沢がある。層の肩の部分には結節がなく全体に平滑。
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40mm SH 前後になる。螺塔は高く、全体に銀白色で真珠の光沢がある。層の肩の部分には結節がなく全体に平滑。40mm SH 前後になる。螺塔は高く、全体に銀白色で真珠の光沢がある。層の肩の部分には結節がなく全体に平滑。
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★★
      正に珍魚・激レア生物
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


    分類

    軟体動物門腹足綱前鰓亜綱古腹足目ニシキウズガイ上科ニシキウズガイ科ギンエビス属

    外国名

    学名

    Ginebis argenteonitens convexiusculus (Yokoyama, 1920)

    漢字・学名由来

    漢字/膨銀戎 Standard Japanese name / Fukureginebisu
    由来・語源/各層間がくびれることなく膨らんでいるため。

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。水深50〜400m。
    太平洋北部〜東シナ海。駿河湾以南で見かけることが多い。

    生態

    基本情報

    太平洋北部から東シナ海までの底曳き網でギンエビスと一緒に揚がる。ギンエビスのくびれのないタイプで同種と考えられている。
    珍しさ度 ギンエビスは底曳き網などで比較的よく揚がるが、本種はめったに揚がらない。ぎりぎり珍貝としてもいいだろう。

    水産基本情報

    市場での評価/流通しない。
    漁法/底曳き網
    産地/

    選び方

    味わい

    旬は不明。
    貝殻は薄く口が大きいので身を取り出しやすい。
    軟体は多い。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    フクレギンエビスの料理・レシピ・食べ方/煮る(醤油煮)

    フクレギンエビスの醤油煮 煮ても硬く締まらない。身に甘味があり、ワタに豊かなうま味がある。巻き貝の中でもくっしのおいしさだ。
    ザルなどに入れて流水で汚れを落とす。水分を切り、酒・醤油・水で冷たい内に入れて煮る。沸騰して5、6分で火を止めて冷ます。[写真にはギンエビスが含まれるが味は同じだ]

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『日本近海産貝類図鑑 第二版』(奥谷喬司編著 東海大学出版局 20170130)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)
  • 主食材として「フクレギンエビス」を使用したレシピ一覧

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