カタボシイワシの料理法・調理法・食べ方/生食(なめろう・みそたたき、背ごし)、煮る(煮つけ)、ソテー(ハンバーグ、さんが焼き)、焼く(塩焼き)、揚げる(唐揚げ)、汁(みそ汁)
カタボシイワシの刺身(背ごし) 水洗いして三枚に下ろして腹骨を取る。これを頭部からできるだけ薄く切る。岡山県ではヒラをこうやって料理する。ねぎ、しょうが、にんにくなどを合わせてもいいし、これをしょうがじょうゆで食べてもおいしい。
カタボシイワシのみそたたき(なめろう) 身、血合いの色合いが悪くなりがちであるが、みそとたたくとそれが気にならなくなる。水洗いして皮を引き、細かく切る。みそ、ねぎ、みょうが、大葉などを加えてよく切れる包丁でとんとんとたたく。非常にこくのある味で酒がすすむ。ご飯にもいい。

カタボシイワシの煮つけ

カタボシイワシの煮つけ 水洗いして皮側から包丁を細かく入れる。鍋に合わせて切る。湯にくぐらせて冷水に取り、鱗やぬめりを落とす。水分をよく切り、酒、砂糖、しょうゆ、水で煮上げる。切り身からとても強いうま味がでて、身は軟らかくなる。身と煮汁を絡ませながら食べるととても味がいい。
カタボシイワシの煮干し 10月初旬、全長14cm前後が相模湾で揚がっていた。これを煮干しにしてみた。強めの塩水で7分前後ゆでる。ザルに取りウチワで仰ぎ放冷。硬く干し上げる。かなりうま味のあるだしがとれた。問題があるとしたら硬く締まりすぎることくらいだ。●コラムあり

カタボシイワシのハンバーグ

カタボシイワシのハンバーグ カタボシイワシを水洗い、三枚に下ろして皮を引き細かく切る。これを細かく叩いて、玉ねぎ、ねぎなどを加えてソテーする。ごま油でソテーすると香ばしくていい。みそを加えてソテーすると「さんが焼き」となる。
カタボシイワシの唐揚げ カタボシイワシを水洗いし三枚に下ろして中骨はそのまま、身は身の方から骨切りして適宜に切る。片栗粉をまぶしてじっくりと二度揚げする。さくさくと香ばしくてついつい箸が伸びる味だ。
カタボシイワシの塩焼き カタボシイワシは鱗を取り、ずぼ抜きする。水分をよく切り、振り塩をする。少し寝かせてじっくりと焼き上げる。小骨がわずらわしいが味はよい。骨切りして焼いてもいいが、少しぱさつく。

カタボシイワシのみそ汁

カタボシイワシのみそ汁 水洗いして、皮側から細かく包丁を入れる。適宜に切り、湯にくぐらせて、冷水に落として残った鱗やぬめりを取る。水(昆布だし)から煮て、みそを溶く。薬味やねぎなどお好みで。うま味の強いだしが出てとても味わい深い。