イバラガニモドキ

Scientific Name / Lithodes aequispinus Benedict,1894

イバラガニモドキの形態写真

甲幅22.5cm前後になる。赤みを帯びたベージュ色で、甲はしずく型で全体に丸味が感じられる。全身に棘がある。額角は全体の5分の1の大きさがあり、前方に突出している。雄は足が長く、ふんどしが小さい。雌は脚が細く短くふんどしが甲と同じくらいに大きい。[雄]
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甲幅22.5cm前後になる。赤みを帯びたベージュ色で、甲はしずく型で全体に丸味が感じられる。全身に棘がある。額角は全体の5分の1の大きさがあり、前方に突出している。雄は足が長く、ふんどしが小さい。雌は脚が細く短くふんどしが甲と同じくらいに大きい。[雄]甲幅22.5cm前後になる。赤みを帯びたベージュ色で、甲はしずく型で全体に丸味が感じられる。全身に棘がある。額角は全体の5分の1の大きさがあり、前方に突出している。雄は足が長く、ふんどしが小さい。雌は脚が細く短くふんどしが甲と同じくらいに大きい。[雄]甲幅22.5cm前後になる。赤みを帯びたベージュ色で、甲はしずく型で全体に丸味が感じられる。全身に棘がある。額角は全体の5分の1の大きさがあり、前方に突出している。雄は足が長く、ふんどしが小さい。雌は脚が細く短くふんどしが甲と同じくらいに大きい。[雌]甲幅22.5cm前後になる。赤みを帯びたベージュ色で、甲はしずく型で全体に丸味が感じられる。全身に棘がある。額角は全体の5分の1の大きさがあり、前方に突出している。雄は足が長く、ふんどしが小さい。雌は脚が細く短くふんどしが甲と同じくらいに大きい。[雌]甲幅22.5cm前後になる。赤みを帯びたベージュ色で、甲はしずく型で全体に丸味が感じられる。全身に棘がある。額角は全体の5分の1の大きさがあり、前方に突出している。雄は足が長く、ふんどしが小さい。雌は脚が細く短くふんどしが甲と同じくらいに大きい。[雄]甲幅22.5cm前後になる。赤みを帯びたベージュ色で、甲はしずく型で全体に丸味が感じられる。全身に棘がある。額角は全体の5分の1の大きさがあり、前方に突出している。雄は足が長く、ふんどしが小さい。雌は脚が細く短くふんどしが甲と同じくらいに大きい。[雄]
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★★
      一般的(流通量は普通)
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目十脚目異尾下目タラバガニ科イバラガニ属

    外国名

    Golden king clab
    言語英名 

    学名

    Lithodes aequispinus Benedict,1894

    漢字・学名由来

    漢字 茨蟹擬 Ibaraganimodoki
    由来・語源 近縁種のイバラガニに似ているため。別名、ホクヨウイバラガニ。
    イバラガニは全身が棘に覆われているため。

    地方名・市場名

    イバラガニ
    場所流通の場で 参考聞取 
    タラバガニ
    場所駿河湾 

    生息域

    海水生。水深270m-1100mの砂泥地。
    紀伊水道外域紀伊海底谷、熊野灘、遠州灘、駿河湾、相模湾、東京湾、房総半島沖、銚子沖、福島県塩屋崎沖、北海道釧路・北見沖・オホーツク海。
    エトロフ沖、ベーリング海、アリューシャン列島、アラスカ湾、カナダブリティッシュコロンビア。

    生態

    基本情報

    深海性で紀伊水道以北から北太平洋、カナダ沖まで広い生息域を持つ。古くは北洋イバラガニと呼ばれてたくさんとれていたもの。
    国内での水揚げは安定していないが北海道〜三重県まで水揚げをみる。現在ではロシア産が多く、国内ではあまりたくさんとれない。
    タラバガニ科の中でも味のいいことで知られている。国内だけではなくアメリカなどでも、ゴールデンキングクラブとして人気がある。
    珍しさ度 珍しくはないが、流通が単発的なので手に入れるのは至難。

    水産基本情報

    市場での評価 入荷量は少ない。値段はやや高値。
    漁法 カゴ漁
    産地 ロシア、北海道

    深海のカゴ漁 駿河湾でのエゾイバラガニ、イバラガニモドキのカゴ漁。[静岡県焼津市小川長兼丸、長谷川久志さん]
    雄の方が高い タラバガニ全般に言えることだが、脚の短い雌よりも雄の方が高い。味も雄の方がいいとされている。

    選び方

    原則的に生きているもので持って重いもの。

    味わい

    旬は不明。
    殻は硬く、棘が多い。非常に食べづらい。
    身はしまっており、甘みが強い。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    イバラガニモドキの料理・レシピ・食べ方/蒸す、生食(刺身、内子)
    イバラガニモドキの蒸しもの 大型のカニなので、そのままゆでるよりも甲螺を外し、脚を左右に割って蒸した方が簡単である。ここでは約15分ほど蒸した。雌で内子を持っているものは少し長めに蒸すといい。
    蒸すと赤く発色し、脚の部分の表面も赤くなる。身(筋肉)が詰まっていて、束状の繊維が口に入れると脆弱にほぐれる。強い甘味と甲殻類の風味がある。

    イバラガニモドキの内子 雌の内子は珍味である。比較的柔らかく、口に入れるととろっとして舌の上で崩れる。どこかしらウニの味を思わせる。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『原色日本大型甲殻類図鑑』(三宅貞祥 保育社)、『水産無脊椎動物Ⅱ 有用・有害種各論』(奥谷喬 恒星社厚生閣)
  • 主食材として「イバラガニモドキ」を使用したレシピ一覧

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