甲幅22.5cm前後になる。赤みを帯びたベージュ色で、甲はしずく型で全体に丸味が感じられる。全身に棘がある。額角は全体の5分の1の大きさがあり、前方に突出している。雄は足が長く、ふんどしが小さい。雌は脚が細く短くふんどしが甲と同じくらいに大きい。[雄]
イバラガニモドキの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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珍魚度・珍しさ
★★★
がんばって探せば手に入る魚貝の物知り度
★★★★
知っていたら達人級食べ物としての重要度
★★★
一般的(流通量は普通)味の評価度
★★★★
非常に美味
分類
節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目十脚目異尾下目タラバガニ科イバラガニ属外国名
学名
Lithodes aequispinus Benedict,1894漢字・学名由来
漢字 茨蟹擬 Ibaraganimodoki
由来・語源 近縁種のイバラガニに似ているため。別名、ホクヨウイバラガニ。
イバラガニは全身が棘に覆われているため。地方名・市場名 ?
生息域
海水生。水深270m-1100mの砂泥地。
紀伊水道外域紀伊海底谷、熊野灘、遠州灘、駿河湾、相模湾、東京湾、房総半島沖、銚子沖、福島県塩屋崎沖、北海道釧路・北見沖・オホーツク海。
エトロフ沖、ベーリング海、アリューシャン列島、アラスカ湾、カナダブリティッシュコロンビア。生態
ー基本情報
深海性で紀伊水道以北から北太平洋、カナダ沖まで広い生息域を持つ。古くは北洋イバラガニと呼ばれてたくさんとれていたもの。
国内での水揚げは安定していないが北海道〜三重県まで水揚げをみる。現在ではロシア産が多く、国内ではあまりたくさんとれない。
タラバガニ科の中でも味のいいことで知られている。国内だけではなくアメリカなどでも、ゴールデンキングクラブとして人気がある。
珍しさ度 珍しくはないが、流通が単発的なので手に入れるのは至難。水産基本情報
選び方
原則的に生きているもので持って重いもの。味わい
旬は不明。
殻は硬く、棘が多い。非常に食べづらい。
身はしまっており、甘みが強い。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
『原色日本大型甲殻類図鑑』(三宅貞祥 保育社)、『水産無脊椎動物Ⅱ 有用・有害種各論』(奥谷喬 恒星社厚生閣)