
25cm SL 前後になる。吻は尖る。ウシノシタ科では細長い。赤みを帯びた褐色で鱗はやや大きめ。有眼部の側線は3本。第1と第2の側線の間の鱗は11-13。口の後端は下眼後縁を越える。
デンベエシタビラメの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)



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	- 珍魚度・珍しさ ★★★
 がんばって探せば手に入る
- 魚貝の物知り度 ★★★★
 知っていたら達人級
- 食べ物としての重要度 ★★
 地域的、嗜好品的なもの
- 味の評価度 ★★★
 美味
 分類顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系カレイ目ウシノシタ亜目ウシノシタ科イヌノシタ属外国名学名Cynoglossus lighti Norman,1925漢字・学名由来漢字/伝兵衛舌鮃(?) Standard Japanese name / Denbeisitabirame
 由来・語源/有明海周辺の呼び名だが、漢字、由来、語源などは不明。
 長年、アカシタビラメの新参同異名(junior synonym) と考えられていたようだ。
 〈Menon(1977)によればアカシタビラメ C.joyneri の新参同異名とされている。しかし、両者の非体節的形質には若干の相異も認められるので、さらに検討が必要と考えられる〉。『日本産魚類検索 全種の同定』(中坊徹次編 東海大学出版会 1993)地方名・市場名 ?生息域海水魚。水深20m〜70mの砂地、泥地。
 有明海。
 黄海〜東シナ海・南シナ海。生態産卵期は6〜9月。基本情報国内では有明海固有種。有明海産シタビラメ類でもっとも多いもの。
 有明海に隣接している福岡県、長崎県、熊本県でよく食べられている。
 有明海産シタビラメではコウライアカシタビラメ(「クツゾコ」)に次いで人気が高い。
 珍魚度水産基本情報市場での評価 有明海周辺のみで流通する。値段はやや高値。
 漁法 刺し網
 産地 佐賀県、福岡県、熊本県、長崎県選び方触って張りのあるもの。褐色の色合いの濃いもの。味わい旬は春。
 鱗は細かく、取りやすい。皮を剥くのは頭部からでたやすい。
 クセのない白身で皮にクセがない。栄養ー危険性などー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)好んで食べる地域・名物料理有明海周辺。加工品・名産品ー釣り情報ー歴史・ことわざ・雑学などー参考文献・協力『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、[有明海におけるデンベエシタビラメの年齢と成長および成熟について](山口敦子、久米元 長崎大学水産学部研究報告)







 
					 
					

