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50cm SL、5kg前後になる。全体に黒く体高があり、あまり側へん(左右に平たい)しない。前鰓蓋骨と主鰓蓋骨の後縁は黒い。背鰭中央部分に深い欠刻(低い部分)がある背鰭棘数は14。[36cm SL・1.8kg]
クロコショウダイの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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珍魚度・珍しさ
★★★
がんばって探せば手に入る魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目イサキ科コショウダイ属外国名
学名
Plectorhinchus gibbosus (Lacepède,1802)漢字・学名由来
漢字 黒胡椒鯛、黒小姓鯛 Standard Japanese name / Kurokoshoudai
由来・語源 コショウダイ属で黒いため。
Plectorhinchus nigrus (Cuvier, 1830)/ シノニムで和名なし。『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)
『魚類の形態と検索』(松原喜代松 岩崎書店 1955)にあるが学名はPlectorhinchus nigrus/シノニム。Lacepède
Bernard Germain Lacepède(ベルナール・ジェルマン・ド・ラセペード 1756-1825 博物学者、音楽家。フランス)はビュフォン(Georges-Louis Leclerc de Buffon 博物学者。リンネとは違った配列を試みた)の後継者。地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。浅い岩礁域、サンゴ礁、砂礫地。
[三重県熊野市]、和歌山県串本、高知県須崎湾、九州南岸、屋久島、琉球列島。
幼魚は八丈島、千葉県夷隅川付近。
台湾、香港、南沙諸島、海南島、タイランド湾、インド-西太平洋。生態
ー基本情報
イサキ科コショウダイ属の魚である。紀伊半島、四国以南、九州、琉球列島の浅場に生息している。体長がさほどでもないが体高と体幅があるので、思った以上に大きい。
漁業的には九州以南の魚である。
非常に味のいい魚だが、あまりとれないので一定の評価はない。
珍魚度 琉球列島ではときどき水揚げを見るが、四国、本州では非常に珍しい。水産基本情報
市場での評価 入荷はとても少ない。やや高値。
漁法 釣り、定置網
産地 沖縄県、鹿児島県、大分県選び方
触って張りのあるもの。黒いもの(退色していないもの)。目が澄んでいるもの。味わい
旬は6月くらいから12月にかけて。
成魚の鱗は非常に硬い。鱗引きが大変である。すき引きもできない。皮は厚く強くネバリがある。皮に熱を通すとゼラチン質になる。
骨はとても硬い。
透明感のある白身で血合いは赤い。熱を通してもあまり縮むこともなく、しっとしりて身離れがいい。生食は寝かせて味が濃くなり、ほどよい硬さになる。
あらなどら実にいいだしが出る。
卵巣は卵粒が細かくて味がいい。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
クロコショウダイの料理法・調理法・食べ方/刺身(刺身、焼霜造り)、焼く(塩焼き)、煮つけ(あら煮、真子煮)、揚げる(唐揚げ)、汁(潮汁)
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クロコショウダイの生食 血合いが赤く見た目がきれいだ。脂は皮下に層を作り、身にも混在して乳白色となる。口に入れた途端に口溶け感がして甘く感じる。しかも食感が強い。本種の脂以外の味わいはあまり感じられない。好き嫌いが出そうだが、好きならたっぷり、苦手なら少量をじっくり楽しむといい。
水洗いして、三枚に下ろして皮を引く、それを刺身状に切る。
クロコショウダイの焼霜造り(あぶり) 皮は厚みがあって硬いので強めにあぶった。皮と皮の直下に脂と豊かなうま味がある。身は脂が強く、皮同様に強い食感がある。クリックで閉じます![]()
水洗いして三枚に下ろす。皮をあぶって氷水に落として水分を切る。冷蔵庫で少し寝かせて皮を落ち着かせ、刺身状に切る。
クロコショウダイの塩焼き 非常に脂の豊かな魚なので、焼き始めると内から脂が吹き出して泡立つ。まるで揚げ物をしているかのように香り立つ。身には甘味があり、程よく繊維質で身離れがいい。クリックで閉じます![]()
水洗いして切り身にする。振り塩をして1時間以上置いてから焼く。
クロコショウダイの兜煮(煮つけ) 煮ると皮周辺がゼラチン質になり、身は少し締まる。皮目に甘味があり、身は上品な白身だげ、脂が非常に強い。量食べると飽きが来る気がする。クリックで閉じます![]()
水洗いして頭部を割る。熱湯に落として鱗やぬめりを流す。これを酒・砂糖・醤油・水で煮る。
クロコショウダイの真子煮 産卵期は不明だが、12月の真子は非常においしかった。卵粒が細かく、甘味があった。クリックで閉じます![]()
真子を取り出す。一口大に切り、酒・砂糖・醤油・水を湧かした中で短時間で煮上げる。好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/田中水産(鹿児島県鹿児島市)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)、『沖縄の漁具・漁法』(沖縄県漁業振興基金 編集沖縄県水産試験場)




