郷土料理

巻き貝の身を抜く道具

意外に簡単に作れる


ギンタカハマ、ベニシリダカ、ウズイチモンジ、サラサバテイなど螺塔の高いものの軟体を抜くのはとても難しい。これを漁師さんたちは工夫して取り出している。

写真は長崎県雲仙市、佐藤厚さんに教わったもの。いろんな巻き貝に使えるものと思われる。
材料/ステンレス線(ここでは1.4mmだが、1.2mmでもいいだろう)
後は先を砥石などで尖らせて、この形に曲げる。ステンレス線は非常に硬く切れないので、道具は必要である。

巻き貝の螺旋に沿って差し入れる

殻口から巻き貝の巻きにそって差し入れる。殻口の天井近くから入れると取りやすくなる。

軟体に当たったら尖った先を刺し、少し反時計回りにこじる。ゆっくりと慌てないでやる。
[写真はギンタカハマで長い方を使う]


思った以上に簡単に出てくる

尖った先はザラザラしているので、意外に抜けにくい。ゆっくり巻きに合わせてくるくると抜く。

温かい内の方がやりやすい。
[写真はギンタカハマで長い方を使う]


ミクリガイの身を抜く

小型のミクリガイの身を抜く。大小作った中の小さいものを使った。もっと短くてもいい。


サザエの身を抜く

大きい方を使う。もっと曲げる角度が強いものがいいかも。

この道具は貝の大きさや形ごとに使ってもいい。



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