ワニゴチ(Bartail flathead)
Scientific Name / Inegocia ochiaii Imamura, 2010
60センチを超える。縦扁(上下に平たい)し、細長い。目から前方、吻までが長く、目の上に皮弁がない。
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魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度 ★★★★
知っていたら達人級★★
地域的、嗜好品的なもの★★★★
非常に美味生息域 海水魚。水深16-35mの大陸棚浅い海域。
房総半島〜九州の太平洋沿岸、八丈島、屋久島。少ないが若狭湾〜長崎県の日本海沿岸、瀬戸内海。済州島、台湾、中国浙江省・福建省、海南島。生態 ー基本情報 関東には和歌山県、九州などから入荷してくる。
珍しいものではないが、非常に入荷量は少ない。
大型なので目立つ。水産基本情報 市場での評価 入荷量は非常に少ない。マゴチよりも大型でやや高値で安定している。
漁法 釣り、定置網
産地 鹿児島県選び方 体色の濃いもの。触って張りのあるもの。目が澄んでいるもの。味わい 旬は春から夏
頭部が大きく、刺身にしたときに歩留まりが悪い。鱗は小さく、取りにくい。皮はあまりうまくない。
白身でまったくクセがない。ほどよく繊維質でしまっている。熱を通すと硬く締まる。
いいだしが出る。
煮ると煮こごりができる。栄養 ー寄生虫 ー食べ方・料理法・作り方 調理法汁(まーす煮、みそ汁、潮汁)、刺身、煮つけ、焼く(鮭焼き、オイル焼き)
好んで食べる地域・名物料理 ー加工品・名産品 ー釣り情報 生き餌で釣れるもの。相模湾などでも混ざる。歴史・ことわざ・雑学など ー参考文献・協力 協力/『椿泊漁業協同組合』(徳島県阿南市)
『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)