17cm SL 前後になる。非常に硬い頭部は断面は方形に近く、胴の部分は断面が丸い。胸鰭の下部3軟条は遊離する。胸鰭後部に黒い斑紋がありコバルトブルーの斑点が並ぶ。第2背鰭基底に小棘が縦に並ぶ。吻に棘がありいちばん端の2棘が取り分け大きく、内側の棘は小さいか非常に小さい。胸鰭はあまり長くない。[16cm SL]
オニカナガシラの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
![17cm SL 前後になる。非常に硬い頭部は断面は方形に近く、胴の部分は断面が丸い。胸鰭の下部3軟条は遊離する。胸鰭後部に黒い斑紋がありコバルトブルーの斑点が並ぶ。第2背鰭基底に小棘が縦に並ぶ。吻に棘がありいちばん端の2棘が取り分け大きく、内側の棘は小さいか非常に小さい。胸鰭はあまり長くない。[16cm SL]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/2017/Thumb630/20231115216.jpg)
![17cm SL 前後になる。非常に硬い頭部は断面は方形に近く、胴の部分は断面が丸い。胸鰭の下部3軟条は遊離する。胸鰭後部に黒い斑紋がありコバルトブルーの斑点が並ぶ。第2背鰭基底に小棘が縦に並ぶ。吻に棘がありいちばん端の2棘が取り分け大きく、内側の棘は小さいか非常に小さい。胸鰭はあまり長くない。[16cm SL]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/2017/Thumb630/20231115222.jpg)




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珍魚度・珍しさ
★★★
がんばって探せば手に入る魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★
美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カサゴ亜目ホウボウ科カナガシラ属外国名
学名
Lepidotrigla kishinouyei Snyder,1911漢字・学名由来
漢字 鬼金頭 Onikanagashira
由来・語源 吻にあるトゲが他のカナガシラ属の魚よりも長いため。
〈頬甲族ハウバウ科カナガシラ屬 オニカナガシラ Lepidotrigla kishinouyei〉『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)
別名、キヌカナガシラ。
種小名/kishinouyei は岸上鎌吉に献名。Kishinouye
岸上鎌吉(きしのうえ かまきち 慶応3年〜昭和4年 1867-1929)。東京帝国大学教授。動物学者・水産学者。水産学の黎明期に甲殻類、棘皮動物、魚類など様々な分野を研究した。
Snyder
ジョン・オターバイン・スナイダー(1867-1943 アメリカ) 魚類学者。スタンフォード大学の魚類学教授。『日本魚類目録(A catalogue of the fishes of Japan)』を田中茂穂、David Starr Jordanとともに作る。地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。水深30〜145mの砂地。
新潟県〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、千葉県銚子〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、東シナ海中部以南の大陸棚全域。
朝鮮半島南岸、中国東シナ海北部沿岸。生態
基本情報
小型のカナガシラで定置網、底曳き網などで上がるがあまり利用されてない。また底曳き網のない地域では延縄漁などに希に混ざる。相模湾などでは中深場釣りの魚でもある。
珍魚度 珍魚ではないが流通に乗ることはまずないので、かなりがんばって探すしかない。水産基本情報
市場での評価 流通上は見ていない。
漁法 底曳き網、定置網
産地選び方
触って張りのあるもの。粘液が白濁していないもの。味わい
旬は冬から春。
鱗は硬く、非常に取りにくい。皮はやや厚みがあって強い。頭部の骨は非常に硬く、体幹部分は硬くない。
上質の白身で熱を通すと適度にしまる。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/岩崎薫さん(神奈川県)
『日本の海水魚』(岡村収、尼岡邦夫編・監修 山と渓谷社 1997)、『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)