ニシキヤッコ

Scientific Name / Pygoplites diacanthus (Boddaert, 1772)

ニシキヤッコの形態写真

SL 21cm前後になる。側へんして側面から見ると楕円形。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


      食べられなくはない

    分類

    硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目キンチャクダイ科ニシキヤッコ属

    外国名

    学名

    Pygoplites diacanthus (Boddaert, 1772)

    漢字・学名由来

    漢字/錦奴
    由来・語源/「奴(やっこ)」の意味は不明。錦は彩り豊かで艶やかさからだと思う。
    英名/「Regal angelfish」の「angelfish」はキンチャクダイ科の魚の総称、「Regal」はもっともそれらしいという意味だ。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。サンゴ礁、岩礁域。
    伊豆諸島、小笠原諸島、硫黄島、高知県柏島、屋久島、琉球列島、南大東島
    幼魚/伊豆半島東岸・西岸、三重県白浜・串本、熊本県天
    台湾、南シナ海、インド-西太平洋、ミクロネシア

    生態

    基本情報

    基本的にダイビング、水族館などで見る魚。

    水産基本情報

    市場での評価/流通上は見られない。
    漁法/
    産地/

    選び方

    触って張りのあるもの。退色していないもの。

    味わい

    旬は不明。
    鱗は細かく取りやすい。皮は厚みがあり、強い。骨は細く硬い。
    透明感があり血合いがとても弱い。
    下ろす前から臭みが感じられて、筋肉自体も臭った。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ニシキヤッコの料理法(臭いが強く食べられなかった)/揚げる(唐揚げ)、生食(刺身)
    ニシキヤッコの唐揚げ 頭部を切り落とし、皮を剥いで唐揚げに。表面は香ばしいものの、中心部に臭みが感じられ、食べた後にも残る。
    ニシキヤッコの刺身 中骨や腹骨がとても硬い。血合い骨を抜くことは難し、口に入れたときには臭いはあまり感じられず、身質のよさ、魚のうま味を感じたが後から臭みがきて、口中に残る。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/河村雄太さん
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)
  • 主食材として「ニシキヤッコ」を使用したレシピ一覧

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