ヤリイカ
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魚貝の物知り度 | ★★★ 知っていたら通人級 |
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食べ物としての重要度 | ★★★ 一般的(流通量は普通) |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
分類 | 軟体動物門頭足綱鞘形亜綱十脚形上目ツツイカ目閉眼亜目ヤリイカ科ヤリイカ属
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外国名 | Spear squid
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学名 | Heterololigo bleekeri (Keferstein, 1866)
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漢字・学名由来 | 漢字 槍烏賊、鑓柔魚 Yariika |
地方名・市場名 |
概要
生息域
海水生。
北海道南部以南、九州沖から黄海、東シナ海沿岸・近海域。
沖縄を除く日本列島をぐるりと取り巻くように棲息している。
生態
12月中旬から5月にかけて産卵。
孵化して夏から秋には小ヤリイカが漁獲される。初物はなかなか高価である。
これが冬には成体(大きく)となり所謂ヤリイカとして流通。
寿命は1年。雄(オス)がは外套長(胴体の部分)35cmを超えるものもある。雌(メス)は大きくなっても外套長20cm前後。
基本情報
日本列島、沖縄をのぞく各地に生息している。食用イカとして古くから人気が高い。同じヤリイカ科では、夏のケンサキイカ、冬のヤリイカなど、季節感を感じるものでもある。秋になると小型のイカが入荷し始め、2月いっぱいまでは小イカの入荷がある。これが徐々に成長し、冬から春には成イカがまとまって揚がる。
比較的沖合の深場に多く、主に釣りで揚がるために高級なものとなっている。また冬場は近場から活けの入荷もある。
ケンサキイカやアオリイカが旨みや甘みを楽しむとしたら、ヤリイカは上品な味わいとほどよい食感を楽しめる。
高級で人気が高いことからアフリカ沿岸やアメリカ沖などから近縁種の輸入も行われている。
水産基本情報
市場での評価 寒い時期の高級イカの定番のひとつ。味が良い上に、きれいなので常に高値をつける。大型になる雄の方が高い。
漁法 釣り、定置網
主な産地
選び方・食べ方・その他
選び方
とれて間もなくは透明、時間がたつと茶色になる。もっと鮮度が落ちると白くなる。
味わい
旬は秋から冬、春。
寿命は1年なので、秋には三陸から成イカが、晩夏から秋に日本各地から小ヤリが出始め、徐々に大きくなる。雄の方が大きくなるので春に小振りを見つけたらほぼ雌で子持ちである。小ヤリから春の大ヤリまで味がそれぞれ違っている。
墨袋は小さく、皮は比較的剥きやすい。ゲソは小さい。熱を通しても硬く締まらない。また身の甘味は控えめ。
栄養
良質のタンパク質を多く含む。
タウリンが豊富で、コレステロール低下作用、視力向上、肝機能も高めてくれる。
貧血に効果のある銅、発育促進に欠かせない亜鉛などもある。
危険性など
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食べ方・料理法・作り方
好んで食べる地域・名物料理
日本各地。
加工品・名産品
活け作り 九州北部一帯。
釣り情報
冬から春にイカ角を使って釣る。水深100メートル以深で角をおどらせる。静岡県駿河湾石花海などが有名。
歴史・ことわざなど
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地方名・市場名
参考聞取、伊東正英さん 場所千葉県、東京、神奈川県、静岡県、鹿児島県南さつま市笠沙
参考『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局) 場所富山県越中
2 備考雄と比べると小さい雌のこと。 参考阿部鮮魚店 場所山形県酒田市
参考岩尾豊紀さん 場所熊本県天草、鹿児島県
参考『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局) 場所長崎
場所愛知県豊浜・一色・幡豆、兵庫県但馬地方、高知県宿毛市田ノ浦すくも湾漁協
場所山形県鶴岡市由良漁港
場所兵庫県但馬地方
場所兵庫県但馬地方、鳥取県、島根県浜田、山口県萩市
場所広島県広島中央市場
参考青山時彦さん(宇部市青山鮮魚)、聞取 場所山口県長門市仙崎・宇部市
備考スルメイカを夏イカというのに対して「フユイカ(冬イカ)」とされる。 参考大西幸子さん(伊根町) 場所京都府伊根町、兵庫県西脇市(スーパー)
参考文献