小ヤリイカでかき揚げ、そして温そば
小ヤリとニラのかき揚げは、ご飯によし、そばによし
今週は過去のいろんな課題が解決して、それをまとめていたので、ほぼ椅子周りだけの暮らしだった。
平凡だ、と思ったことが実は平凡でも何でもなく、非常に複雑だったと気づいたときの、「自分のアホさ発見」の悲しさは、他人にはわかりはしないかな。
ボクはこれを「10回目の放浪記現象」と呼んでいる。
というか、多くの人がこんなことの繰り返しだと考えるべきか。
新しく買った水産物も使い、また冷凍保存して置いた水産物も活用して椅子にできるだけへばりついた。
手持ちの素材でいろんな料理を作ったが、中で文句なしにうまかったのが、小ヤリのかき揚げである。
八王子綜合卸売センター、八百角で何かの役に立つだろう、とニラ1束を、捨て駒的に買っておいた。
これがまさかの8番打者の満塁逆転ホームラン、カキーンなんて思わなかった。
ニラがあってこその小ヤリのかき揚げで、このおいしさは立ち食いそば屋の春菊天に匹敵する。
柔らかくて上品過ぎる皮むきの小ヤリに、インパクトありすぎのニラが、味の邪魔じゃなくて神輿を担ぐように小ヤリの味を引き立てた。
ちゃんと小ヤリが甘いのにビックリしたし、ちゃんとイカの風味もあるし、歯にイカの弾力というか食感もある。
10月になって冷や冷やのそばから、やっと温そばに
朝ご飯に、ご飯の友にし、昼には温そば(そばをゆであげて水で洗わない)につけた。
ゆでたてのそばに、つけつゆ(カツオ節出し・砂糖・醤油・追いがつお)をかけて、かき揚げをのっけただけなのに非常に満足感が強い。
そばを大盛りしたことだけは反省したいものの、あとはすべてよし、だ。
魚屋で下ろしたイカほど便利なものはない
八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産で小ヤリイカをおろしたものを買った。
解体して皮を剥き、げそと一緒に別々にパックしている。
持ち帰ったらすぐに、天ぷらにも使えるし、和え物などにも使える。
この魚屋がパック詰めしたお買い得品くらい助かるものはない。
水分をよく切って、冷凍保存して置く。
これをニラとかき揚げにする。
解凍したら布にくるんで上からすりこぎでとんとんと叩いて、水を抜くとともに繊維を切る。細かく切り、細かく切ったニラと合わせてボウルの中で小麦粉をまぶす。一度別のボウルに移して、残った粉に粉を足して衣を作る。
ちょっと硬めの衣をつけて高温で揚げる。
小ヤリ4杯分くらいなのでかき揚げとして食べたり、温そばに乗せる。
■舵丸水産は、一般客に優しく、水洗い・下ろしなどをやってくれるので、ぜひ近くにお住まいの方は一度お寄り頂きたい。