202501/29掲載
まだまだ走り、子持ちヤリイカの素焼き
ヤリイカが持っている塩気で十二分にうまい

素焼きの味は抜群においしいけど、外套長は17cm〜22cmとばらばらで、子も少なめだった。
なぜ素焼きか? イカ類は少ないながら塩気を持っており、基本的にそれだけで十分だからだ。
さて、下ろしてまだ外套膜内に水分があるまま強火で焼くと、多少巻き込んで丸くなるのが難点だが、これを真っ直ぐにたわめながら強火で焼くと実にいい香りが立つ。
できるだけ水分を落としながら焼き上げて適当に切る。
ヤリイカの真子はおいしいものだが、今回はちょぼっとだけしかない。
小さいけれどちゃんとほろほろして甘い。
それでも初ものはウレシなのである。
もちろん胴は柔らかくほどよい甘さである。
上越市の「スキー正宗」をなめては、つまむ子持ちヤリイカ初ものに、季節は冬なれど、ちょっとだけ春を感じる。
■料理は1月27日。