ナイカイスジエビ

Scientific Name / Palaemon gravieri (Yu,1930)

ナイカイスジエビの形態写真

体長5センチ前後。側扁し、目立った斑紋はない。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    節足動物門甲殻亜門軟甲綱(エビ綱)真軟甲亜綱エビ上目十脚目抱卵亜目テナガエビ上科テナガエビ科スジエビ属

    外国名

    学名

    Palaemon gravieri (Yu,1930)

    漢字・学名由来

    漢字 内海筋蝦、内海筋海老

    地方名・市場名

    モチエビ
    場所兵庫県明石市明石浦漁協 

    生息域

    内湾。瀬戸内海。

    生態

    基本情報

    瀬戸内海などでは小エビ類として扱われているもの。
    単一種で流通することは少ない模様。
    小エビ類の優占種は本種、ホッコクエビ、アシナガモエビ、アカシマモエビなど様々。

    水産基本情報

    市場での評価 単一種での取引はほとんどない。やや安値。
    漁法 底引き網
    産地 兵庫県

    選び方

    体色の濃いもの。白いものは古い。

    味わい

    旬は春。
    殻は柔らかく、かき揚げ、素揚げなどにして気にならない。
    汁にしてもいいだしが出る。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    調理法 天ぷら(かき揚げ)、素揚げ、つゆ
    かき揚げ◆硬いのは額角(頭部にあり角上に伸びた部分)のみなのでできれば取り、かき揚げにする。全体に柔らかいので食べやすい。
    素揚げ◆丸のまま素揚げにして、香ばしくてうまい。
    つゆ◆昆布だしでゆで、このゆで汁にみりん、薄口醤油で味つけする。これで素麺(そうめん)を食べるのが兵庫県明石市などでの食べ方。
    ●兵庫県明石市『明石浦漁業協同組合』ではナイカイスジエビ、アシナガモエビ、アカシマモエビを「モチエビ」として水揚げしている。3種類とも料理法など共通する。

    好んで食べる地域・名物料理

    兵庫県明石市

    加工品・名産品

    えびおから●いわゆる甘辛味のおからにナイカイスジエビ、アシナガモエビなどが入ったもの。銘品だ『井野豆腐店(兵庫県明石市)』

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    同定/駒井智幸(千葉県立中央博物館)
  • 主食材として「ナイカイスジエビ」を使用したレシピ一覧

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