オオシロアナゴ

Scientific Name / Ariosoma majus (Asano,1958)

オオシロアナゴの形態写真

体長55cm前後になる。体側に目立った斑紋がない。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区真骨亜区カライワシ下区ウナギ目アナゴ科ホンメダマアナゴ亜科ゴテンアナゴ属

    外国名

    学名

    Ariosoma majus (Asano,1958)

    漢字・学名由来

    漢字 大白穴子
    由来・語源 全体に色合いの薄いアナゴであるシロアナゴに似て、大形になるという意味合い。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。
    千葉県州崎、愛知県〜熊野灘、土佐湾、豊後水道、若狭湾、山口県日本海側、五島列島北西・南西沖、東シナ海。朝鮮半島南岸、浙江省、台湾南部。

    生態

    基本情報

    底曳き網に混ざる雑魚のひとつ。
    まとまってとれないのでほとんど利用されないで廃棄されるものと思われる。
    味は悪くはなく、とれる量が少ないので利用されない「ほるもん魚」のひとつだ。

    水産基本情報

    市場での評価 流通しない。
    漁法 底曳き網
    産地 主に西日本

    選び方

    張りのあるもので、粘液などが白く変色していないもの。目が澄んでいるもの。

    味わい

    旬は不明。
    粘液は少なく、小骨は軟らかい。皮も薄くもろい。
    熱を通すとばらけやすい。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    調理法 揚げる、煮る、焼く
    揚げる◆天ぷらとするのがいちばんいいと思われる。
    煮る◆煮ると崩れやすい。脂が少なく煮崩れしやすいが味は思った以上にいい。
    焼く◆開いて塩焼きに、また干ものにしても味がよいと思われる。
    尾の周辺の鰭は顕著に黒くない。
    煮穴子にして軽くあぶったもの。身がもろいのが難点ながら実に味がいい。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/『宍喰漁業協同組合』(徳島県海部郡海陽町宍喰町)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)
  • 主食材として「オオシロアナゴ」を使用したレシピ一覧

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