魚の呼び名02 「オイラン(花魁)」と呼ばれる魚たち
花魁は憧れでもあり、軽蔑の対象でもあり
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「おいらん」という呼び名で呼ばれている魚は我がデータベースに現時点で7種ある。
調べるともっとあるだろう。
江戸時代、元和3年(1617)に作られた吉原遊郭(現中央区人形町)で生まれた言葉だ。
遊女の中の最高位で、たくさんの長いかんざし(簪)をさし、引きずるほど長い豪華絢爛な着物を着ている。
これが日本各地に伝わり、魚名にもなる。
長いかんざし、は魚の棘をさす。またかんざしをさした頭が大きく見えるなどもある。引きずるほど長い着物や、その豪華絢爛さは細長い形態と、その鮮やかな体色を現す。
オニカジカが「おいらん」と呼ばれるのは、鰓蓋骨から伸びる長い棘があるためで、これをかんざしに見立てたもの。
ヤリヌメリは左右の棘をかんざしに見立てて、極端に大きい頭部からでもあるだろう。しかも刺激的な臭いがすることがある。
サケガシラ、スミツキアカタチは細長い体が着物を思わせるためだろう。
ヤナギムシガレイ、ヒレグロは泳いでいる姿が裾の長い着物を引きずる様子を思わせるためだと思われる。
オイカワは「おいらんぶな」と呼ばれるが、明らかに産卵期の雄を指している。赤と緑、青に染まっているのが、花魁を思わせる。
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