持ち帰ったらできるだけおいしくたべる。サクラエビ
サクラエビのいろんなもの混ざり込み釜揚げ

ざっと選別しただけなのでゆで上がりに、シラエビ(富山県でシロエビ)、タイワンホタルイカ、オキヒイラギなどが混ざっている。
混ざっているから楽しい。
この混ざりものありは自宅でなければ作れない。
サクラエビは生でも食べられる。めったに食べられないので魅力的だが、基本は塩ゆでである。
できたばかりのをつまんで口の中に放り込むと、強いエビの風味が口の中に広がり、後から甘味が追いかけてくる。
合いの手に食べるタイワンホタルイカもいい味である。
シラエビは2固体だけだったけど、サクラエビよりもあっさりとして、またこれもよしなのである。
サクラエビを混ぜ込んで桜海老ご飯なんです
小さな小さなエビだけどエビらしい風味も甘さもたっぷり

9月20日、小田原魚市場、二宮定置はやや低調であった。
そんなときに限ってボクが好きなものが揚がる、というアンバランスな状況となる。
そんな中、持ち帰ったのがサクラエビである。小イカやハダカイワシなどいろんなものが、混ざっていて、手ですくうとどろっとしている。
二宮定置では比較的ちゃんとした固体を集めて選別していたが、実に大変な作業である。
昔、駿河湾では底曳き網などに混ざったサクラエビは廃棄していた。
実にもったいないことだと思っていたが、今はどうしているのだろう。
特定の漁法で特定の漁港以外水揚げしないというのはわかるが、混獲物を廃棄させる、というのは今どきやりすぎだと思っているが、今はどうなっているのだろう。