47cm DW 前後になる。体に暗色で囲まれた青い斑紋がある。尾部に棘がある。尾部正中線上と腹部正中線上両方に皮褶がある。尾の末端に数本の暗褐色帯がある(尾の末端は切れやすいので要注意)。[銭州 DW40cm]
ヤッコエイの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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珍魚度・珍しさ
★★★
がんばって探せば手に入る魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★
食用として認知されていない味の評価度
★★★
美味
分類
動物界脊索動物門顎口上綱軟骨魚綱板鰓亜綱エイ区エイ上目トビエイ目アカエイ科ヤッコエイ属外国名
学名
Neotrygon orientalis Last, White & Serét 2016漢字・学名由来
漢字/奴鱝、奴鱏 Yakkoei
由来・語源/奴という言葉には真四角という意味があるので、真四角に近い体盤をしているため。もしくは奴凧(やっこだこ)に似た姿だから。もしくは奴(侍の家来で主人の行列に従う)が袖の広い装束を着て肩をはったことから、その姿に似て吻から両鰭にかけての角度が広い(張っている)からではないか?
〈魚綱板鰓亞綱横口目エヒ亞目アカエヒ科アカエヒ属ヤッコエヒ Dasyatis kuhlii〉。『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)
Dasyatis kuhlii (Müller & Henle, 1841) /アカエイ属『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 2013年02月26日)→Neotrygon orientalis Last, White & Serét 2016/ヤッコエイ属。
ヤッコエイ属は今現在、研究途上にある。国内海域にいるヤッコエイ属は複数種に分かれる可能性がある。地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。温帯〜熱帯の岩礁域、砂地およびサンゴ礁域。
北海道日本海側・希に太平洋沿岸、八丈島、小笠原諸島、相模湾〜九州南岸の大平洋沿岸、若狭湾、東シナ海、琉球列島。
朝鮮半島南岸、中国東シナ海・南シナ海、インド-西太平洋、紅海。生態
ー基本情報
北海道南部以南に生息する小型のエイだ。アカエイよりも沖合いの岩礁域などにいる。
水揚げ量が極めて少ないために食用として認知されていない。
珍魚度 珍しい魚ではないが、手に入れるのはとても難しい。水産基本情報
市場での評価/流通しない。
漁法/
産地/選び方
触って張りのあるもの、粘液が透明なもの。味わい
旬は不明。
尾に毒のある棘があるものの体盤に棘はない。
鱗がなく皮自体にも味がある。栄養
ー危険性など
尾鰭に毒のある棘があるので注意が必要である。食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
ヤッコエイの料理・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/マ舵丸水産(東京都八王子市)、日比野友亮さん(北九州市立自然史・歴史博物館)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 2013年02月26日)