23cm SL 前後になる。鰓蓋上部に黒斑がある。腹鰭のいちばん前方の軟条は短く、後方の軟条は長い。口蓋骨の外翼状歯帯の歯は先端部分のみが他の歯よりも長い。[18.5cm SL・68g]
ホシノエソの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★
食用として認知されていない味の評価度
★★★
美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区正真骨下区円鱗上目ヒメ目エソ亜目エソ科アカエソ属外国名
学名
Synodus hoshinonis Tanaka 1917漢字・学名由来
漢字/星野狗母魚 Hoshinoeso
由来・語源/田中茂穂の命名だと思われる。タイプ標本の採取者が和歌山県有田市、星野伊三郎であるため。漢字は『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929)Tanaka
田中茂穂(Shigeho Tanaka 明治11-昭和49 1878-1974 高知県)。東京帝国大学にて魚類の分類を始める。日本魚類学の父。170種前後の新種を記載。献名された種も少なくない。地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。水深10-20mの砂底。
小笠原諸島父島、千葉県外房域〜[相模湾]〜高知県柏島の太平洋沿岸、若狭湾、島根県沖、九州北西岸。
済州島、モザンビーク北部。生態
ー基本情報
まとまって揚がる魚ではなく、なんらかの漁で混獲されるものだと思っている。流通に乗ることもなく、産地の市場でも本種単体で競りにかけられることもないのだと思っている。
味わいはマエソと似ていて、小骨をていねいに避けて食べれば美味である。水産基本情報
市場での評価/流通したことはないと思われる。
漁法/釣り、刺網
産地/神奈川県選び方
触って張りのあるもの。色が濃く、退色していないもの。味わい
旬は不明。
鱗は薄くやや硬いが取りやすい。皮は厚みがあって強い。骨はあまり硬くない。
白身で熱を通しても硬く締まらない。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/内藤淳一朗さん(神奈川県小田原市)
『日本産魚類全種の学名 語源と解説』(中坊徹次・平嶋義宏 東海大学出版部 2015)、『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 2013年02月26日)