フウライカマス

Scientific Name / Nealotus tripes Johnson,1865

フウライカマスの形態写真

SL 30cm前後になる。側線は1本で直線的、腹鰭は小さく痕跡的で1棘。
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SL 30cm前後になる。側線は1本で直線的、腹鰭は小さく痕跡的で1棘。腹鰭は小さく痕跡的で1棘。
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★★
      めったに出合えない
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目サバ亜目クロタチカマス科フウライカマス属

    外国名

    学名

    Nealotus tripes Johnson,1865

    漢字・学名由来

    漢字 風来梭子魚(Fuuraikamasu)
    由来・語源/不明だが、クロシビカマスなどよりも温暖化が進む以前は珍しいために、風来(風のごとく、どこからかやってくるもの)とつけたのかも。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。水深600mまでの表層域〜中層域。
    福島県〜土佐湾の太平洋沿岸、兵庫県浜坂、山口県日本海沖、沖縄舟状海盆。
    世界中の温帯〜熱帯域。

    生態

    8月23日の固体は卵巣がかなり大きくなっていた。

    基本情報

    国内では巻き網や定置網などに少ないながら混ざるもので、食用とはなるものの、実際の利用状況などはわからない。
    珍魚度 ぎりぎり珍魚といった魚。巻き網などでまとまって入ることもあるが、早い内に廃棄されてしまう。手に入れにくい。

    水産基本情報

    市場での評価/流通上はまだ見ていない。
    漁法/定置網、巻き網
    産地/

    選び方

    触って張りのあるもの。

    味わい

    旬は不明。
    鱗はない。皮はやや厚みがあって弱い。骨は細く硬い。
    白身で脂が全体に混在する。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    フウライカマスの料理法・調理法・食べ方/煮る(煮つけ)

    フウライカマスの煮つけ 初めて手に入れたものなので、とりあえず煮つけにしてみた。鱗もなく、内臓もきれいなので下ごしらえは簡単である。二等分して湯通し、冷水に落としてぬめりなどを流す。これを酒・しょうゆ・水であっさりと煮てみた。小さい割りに脂があり、身が適度にしまりとても美味。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/さんの水産(小田原市)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「フウライカマス」を使用したレシピ一覧

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