30cm SL 前後になる。細長く断面は丸い。背鰭は1つで欠刻がある。尾鰭は二叉しない。頬と鰓蓋に鱗がない。[22.5cm・296g]
エゾアイナメの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
![30cm SL 前後になる。細長く断面は丸い。背鰭は1つで欠刻がある。尾鰭は二叉しない。頬と鰓蓋に鱗がない。[22.5cm・296g]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1215/Thumb630/20240629870.jpg)




-
珍魚度・珍しさ
★★★
がんばって探せば手に入る魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★
美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カジカ亜目アイナメ科アイナメ属外国名
学名
Hexagrammos stelleri Tilesius,1809漢字・学名由来
漢字 蝦夷鮎魚女、蝦夷鮎並 Standard Japanese name / Ezoainame
由来・語源 蝦夷地(北海道)に多いアイナメの意味。
〈頬甲族アイナメ科アイナメ屬 エゾアイナメ 〔Kamchatka 及び Unalaska から San Francisco 及び Aleutian 列島等〕 Hexagrammos stelleri TILESIUS〉。『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938) 生息地に国内がない。
アイナメの語源鮎のように縄張りを持つため。「鮎並」が転訛したもの。
アユに似て滑らかであるから。(大言海)
形が鮎に似ていることから「鮎魚女」とした。(本朝食鑑)
「愛な魚」のこと、〈愛〉は「愛でること・賞味すること」、〈な〉は「の」、「め」は魚名語尾で「賞味すべき美味な魚」の意味。Tilesius
ヴィルヘルム・ゴットリーブ・ティレジウス(Wilhelm Gottlieb Tilesius von Tilenau 1769-1857)。ドイツの博物学者、探検家、医師。地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。浅い岩礁域、海藻の多い砂地を好む。
北海道の太平洋岸、オホーツク海。
千島列島、日本海北部、ベーリング海、北アメリカ西岸。生態
ー基本情報
北海道にしかいない。浅場の刺網などで揚がるものでまとまってとれないので利用されていない。おいしい魚ではあるが、利用されていないという意味での未利用魚だ。
珍魚度 珍しい魚ではないが、流通しないために手に入れるのはとても難しい。水産基本情報
市場での評価 関東では見ていない。
漁法 刺し網
産地 北海道選び方
触って張りのあるもの。目が澄んでいるもの。体色の濃いもの。味わい
旬は夏だと思われる。
鱗は小さく取りにくい。皮は厚みがあって強い。骨はあまり硬くはない。
血合いのない白身。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/マルトミ渡辺水産(北海道紋別市)
『北海道の全魚種図鑑』(尼岡邦夫、仲谷一宏、矢部衛 北海道新聞社)、『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)