温暖化を感じる魚04 テングダイ
やけに目立つ姿で熱帯の海を思わせる
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温暖化の魚を整理しているところです。以後改訂を繰り返していきます。
・温暖化を感じる魚01 コショウダイ
・温暖化を感じる魚02 チャイロマルハタ
・温暖化を感じる魚03 オオニベ
・温暖化を感じる魚04 テングダイ本ページ
・温暖化を感じる魚05 メイチダイ
・温暖化を感じる魚06 ヨコスジフエダイ
テングダイはカワビシャ科テングダイ属の魚だ。世界中にテングダイ属は本種だけ、近縁種に見た目がそっくりなカワビシャがいる。
外見は、まさに熱帯魚という印象、黄色と黒のツートーンでやけに目立つのでどこの水族館に行っても泳いでいたのが印象的だ。
側面から見るといびつな円形で体高があり、背鰭、腹鰭が非常に長い。
体長最大で50cmくらいだが、縦にも長いので非常に大形に見える。
「天狗鯛」というのは、神奈川県三浦半島の先端にある三崎での呼び名で、吻(口)が天狗の鼻ように前に飛び出しているからだ。
テングダイとカワビシャはともにカワビシャ科カワビシャ亜科の魚で、同亜科の中で、もっとも北に生息域を広げている。
カワビシャ亜科の魚の多くが日本列島から南、熱帯域を越えてオーストラリアにいるのに対して、テングダイ属の本種は日本列島の東、ハワイ諸島に起源をもつ。
じょじょにだが、普通の食用魚になりつつある
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1980年当時、伊豆半島・三浦半島の南端近く、外房にはいたかも知れないが、比較的珍しい魚で、例えば相模湾北部にはめったにいなかったはずだ。
見かけても小型が多かったと記憶している。
相模湾北部小田原魚市場で見ていると年々大型化し、漁獲数が増えてきている。
活魚槽をのぞくと必ず1尾や2尾はいるし、ときにまとまって泳いでいることもある。
流通上では今でも九州、熊本県や大分県産が多いが、関東周辺海域のものや若狭湾などからも入荷してきている。
白身魚なので漁獲量が多いわけではないが、流通のプロにとってありふれた魚となっている。
2000年前後の築地市場では入荷しても種名がわかる人は少なかった。これほどユニークな姿なのに知られていなかったということは、ほとんど入荷してこなかったためだろう。
2010年くらいから見かける機会ががぜん増えてきた。
2018年に豊洲に移った頃、「見た目はまずそうなのに、味がいい」と言った仲卸がいた。明らかに評価が上がってきていたのである。値段も安定して高くなっている。

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イラスト図解 寿司ネタ1年生



