温暖化を感じる魚13 クロホシフエダイ
熱帯・亜熱帯に多いフエダイ属の中ではもっとも北に生息域を持つ
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温暖化で急激に種を増やしているフエダイ科フエダイ属の魚である。昔から本州伊豆半島西岸以南に生息域を持っていたが、幼魚が多かったのではないかと思っている。現在では幼魚は宮城県でも見つかっているし、漁業的な対象となる成魚は房総半島・山口県以南に生息している。またインド洋・西太平洋の熱帯・亜熱帯・温帯域で見られる。
フエダイ科の魚には深場にいるものと、浅場にいるものに分かれる。フエダイ属は浅場、汽水域にもいる魚である。フエダイ属は非常に種が多いが本種がもっとも北に生息域を持っていた。本種の地方名を見る限り、駿河湾以南は本種を指す呼び名があり、伊豆半島以北には呼び名自体がない。
定置網などではときにとれすぎるくらい、とれることがある
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伊豆半島以東にはフエダイ科フエダイ属の魚はいなかった。フエダイ属自体が熱帯・亜熱帯の魚で比較的水温の低かった相模湾には存在しなかったと言っていいだろう。駿河湾東部に普通となり、伊豆半島を越えたのはそれほど昔のことではない。今現在、相模湾ではときにまとまって揚がり、フエダイ属でもフエダイのように突拍子もない値がつくこともなく地味存在として低迷している。
2000年前後に築地市場で買っているが、いずれも九州のもので、しかもそれほど大きな個体ではない。ところが今や九州、熊本県や大分県から毎日のように入荷を見る。とれる量が増えているのである。四国や九州では定置網の選別台の大方が本種であったりする。
仲卸などでは標準和名のクロホシフエダイでわかる人が増えて、一定の評価を得ているが、比較的安値安定といっていい。
5月くらいから年末にかけて入荷が増え、安定して味がいいのに安いのは見た目の悪さと、小型が多いことだ。1㎏以上になる魚だが、ほとんどが500g以下で、300gなどもくる。どんなに味のいい魚でもこれでは値がつかない。
味のいい期間が長いのが魅力だろう
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味は抜群にいい。9月になると脂がのってくる。
刺身にすると、見た目にも美しく、非常にうまい。
他には、蒸し魚にしても、煮つけにしてもいいので、欠点がない魚だと思う。もう少し高値がついてもいいのでは?
温暖化を感じる魚一覧
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温暖化の魚を整理しているところです。以後改訂を繰り返していきます。
写真は北上しつつあるサンゴ。
・温暖化を感じる魚01 コショウダイ
・温暖化を感じる魚02 チャイロマルハタ
・温暖化を感じる魚03 オオニベ
・温暖化を感じる魚04 テングダイ
・温暖化を感じる魚05 メイチダイ
・温暖化を感じる魚06 ヨコスジフエダイ
・温暖化を感じる魚07 メアジ
・温暖化を感じる魚08 ヒゲソリダイ
・温暖化を感じる魚09 キジハタ
・温暖化を感じる魚10 フエダイ
・温暖化を感じる魚11 アカハタ
・温暖化を感じる魚12 スマ
・温暖化を感じる魚13 クロホシフエダイ本ページ

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