魚の呼び名11 タカノハダイは「婿泣かせ」?
臭い魚なのか? うまい魚なのか?
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タカノハダイは現在では北海道南部以南、沖縄県までの浅い岩礁域にいる。
浅場にいる磯魚としては体長40㎝になるので、とても目立つ。
神奈川県三浦半島から伊豆半島、静岡県沼津にかけて、タカノハダイを「婿泣かせ」と呼ぶ。
「婿」はウルメイワシを「いわしの婿」、ヒメオコゼを「おこぜの婿」というように似ているが血縁関係にはないという意味でも使われている。
タカノハダイの場合には、「まずい魚を婿にわざとだす」、婿虐めする説が有力である。
そうではない、「婿さんが泣くほどおいしいので、大切にするためにわざわざ食べさせている」ともとれる。
「婿なかせ」は一般書には、いかにタカノハダイがまずい魚であるか、を表現するため、何度も何度も使われている。
本当はとてもおいしい魚なので、婿さんを喜ばせるために食べさせていたと思いたい。
参考/『さかな異名抄』(内田恵太郎 朝日新聞社 1966)
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