魚の呼び名12 ヒイラギは猫を泣かせたのか?
猫にヒイラギだけどね
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猫(ネコ)がついた魚名、貝名は数知れずある。ひょっとしたら三桁ある可能性があるので、じょじょにやっていきたい。
姿形が多い中、その特性から来る呼び名もある。
もっとも猫と縁があるのがヒイラギかも知れない。
ヒイラギは浅場にいて、定置網などに入っても数が揃わないと捨てられることも多い。
魚体が柔らかいので、咀嚼能力の低い猫にも食べやすい。
しかもおいしい。
漁港などで、うれしいニャー、と飛びついて食べたら、さあたいへん! 太くて強い棘が喉や口に刺さって非常に痛い、のでゲーゲーと戻すことになる。
猫が戻すところは至って普通の光景だが、ヒイラギはときに猫を殺すほどに棘がきついということでもある。
食べやすそうだけど、猫を殺すほど棘が強い
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静岡県浜名湖周辺で「ねこなかせ(猫泣かせ)」、「ねこごろし(猫殺し)」。
浜名湖と愛知県で「ねこまたぎ(猫またぎ)」。
「ねこた」は浜名湖周辺と淡路島福良。
「ねこくわず(猫食わず)」は和歌山県湯浅、兵庫県淡路島福良。
「ねこた」だけは意味不明である。
参考文献/『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店)、『日本魚名集覧』(渋沢敬三)
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