ダツ(英名/Pacific needlefish, Green gar, Houndfish, Needlefish)

Scientific Name / Strongylura anastomella (Valenciennes)

ダツの形態写真

1m TLを超える。尾柄部側面に隆起線がない。細長く下あごが細長く伸びる。頭部の鱗は小さく鰓蓋中央部に鱗がない。腹鰭、尻鰭、背鰭は後ろの方にある。

  • 魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度

    ★★★★

    知っていたら達人級

    ★★

    地域的、嗜好品的なもの

    ★★★

    美味
    分類
    顎口上綱硬骨魚綱真鰭区正真骨下区棘鰭上目スメグマモルフ系ボラ亜系ダツ目ダツ科ダツ属
    外国名
    英名/Pacific needlefish, Green gar, Houndfish, Needlefish
    学名
    Strongylura anastomella (Valenciennes)
    漢字・学名由来
    漢字 駄津 Datu
    由来・語源 東京、江ノ島での呼び名。大きく口の開いた米の藁(わら)や葦で編んだ袋を「駄簀(だす)」という。「駄簀」は叺(かます)ともいい、塩や石炭などを入れるためのものだが、この大きな口の開いた袋に似て、口が大きいため。
    啄長魚(だす Dasu) 図絵からして明らかにダツ科の魚だ。『和漢三才図会』(寺島良安 正徳3年/1713 東洋文庫 平凡社)
    地方名・市場名 地方名・市場名は長いため下部に移動しました。クリックでジャンプします。
    生息域
    海水魚。沿岸の表層。
    北海道オホーツク海沿岸、北海道〜九州南岸の大平洋沿岸、北海道〜九州の日本海・東シナ海、太平洋沿岸太平洋沿岸、瀬戸内海。
    ピーター大帝湾、中国渤海・黄海・東シナ海、南シナ海。
    生態
    基本情報
    現在生息域を急速に北に広げている。関東などでは食用に・なっているものの、本種だけでの入荷はほとんどなかった。それが増えている気がする。
    定置網などで揚がり、比較的まとまって取れるが、小骨が多く、馴染みがないので利用されない場合が多い。
    味は悪くないので、もっと利用されてもいい。
    水産基本情報
    市場での評価 関東などでも取れるがほとんど流通しない。安い。
    漁法 定置網
    産地 神奈川県
    選び方
    触って張りのあるもの。銀色が強いもの。
    味わい
    旬は寒い時期から初夏
    鱗は細かく取りやすい。皮は薄いがしっかりしている。骨は細い物の硬い。
    透明感のある白身だが血合いが強い。熱を通すと硬く締まる。
    栄養
    寄生虫
    食べ方・料理法・作り方
    ダツの料理法・調理法・食べ方/生食(刺身、焼き切り)、焼く(塩焼き、干もの)、揚げる(唐揚げ)、煮る(煮つけ)、汁(みそ汁)

    ダツの刺身 刺身。前部は小骨が多いので刺身にはしにくい。後方の方が小骨がなく、造りやすい。三枚に下ろして腹部から後半の血合い骨を抜く。皮を剥き、刺身状に切る。青魚のうま味が感じられる。とてもうま味豊かで後味がいい。

    ダツの塩焼き 水洗いして適当に切り、振り塩をする。1時間程度寝かせて、じっくりと焼き上げる。皮目に青魚特有の香りとうま味がある。身はたんぱくでややうま味に欠けるが、全体を鑑みると美味。
    好んで食べる地域・名物料理
    加工品・名産品
    釣り情報
    歴史・ことわざ・雑学など
    参考文献・協力
    『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)、『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『新釈魚名考』(榮川省造 青銅企画出版)、『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂)
    地方名・市場名 [?]
    カザバチ
    参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所三重県長島 
    ナガザヨリ
    参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県串本(水族志) 
    ハジロ
    参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県周参見 
    アオバモ
    参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県和歌山(水族志) 
    ダス
    参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県和歌浦・白崎・塩屋・田辺・周参見・和深・太地、三重県二木島 
    アオダス
    参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県太地 
    オンボラス
    場所和歌山県湯浅 
    アナタウオ
    参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県湯浅 
    ラス
    参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県湯浅・串本・和歌山市木ノ本 
    ヤソラ
    参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県田辺(水族志) 
    アオボネ
    参考文献 場所神奈川県国府津 
    スズ
    場所岡山県笠岡市正頭 
  • 主食材として「ダツ」を使用したレシピ一覧

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