
甲長40ミリ前後になる。生きているときから朱色(オレンジ色)で尾は白い。額角の先端と根元が赤い。
オオコシオリエビの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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魚貝の物知り度 |
食べ物としての重要度 |
味の評価度 |
★★★★★ 知っていたら学者級 |
★★ 地域的、嗜好品的なもの |
★★★ 美味 |
分類 |
節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目十脚目異尾下目コシオリエビ科オオコシオリエビ属
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外国名 |
Squat Lobsters
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学名 |
Cervimunida princeps Benedict,1902
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漢字・学名由来 |
漢字 大腰折海老、鯛腰折蝦
由来・語源 コシオリエビのなかでは大型であるため。コシオリエビとは腹部を頭部に折り曲げている様からくる。 |
地方名・市場名 [?] |
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生息域 |
海水生。金華山、山形県以南、九州。
水深76メートル〜430メートル。 |
生態 |
ハサミを除いて10センチ近くになる |
基本情報 |
コシオリエビの中ではとれる量も多く、大きくなるために食用となる。
主に産地周辺で食用となっており、流通するもの。
関東などにも少ないながら入荷を見る。
産地ではみそ汁材料として根強い人気がある。 |
水産基本情報 |
市場での評価 全国的にはほとんど流通していない。安い。
漁法 底曳き網
産地 愛知県、静岡県、三重県 |
選び方 |
退色していないオレンジ色の強いもの。頭胸部と腹部が伸びているものは古い。 |
味わい |
旬は不明
漁期は秋から春。
殻は甲とハサミ脚は硬い。
身に臭みはなく、甘みがある。ミソも非常にうまみがある。
煮て強い旨み(だし)が出る。 |
栄養 |
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寄生虫 |
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食べ方・料理法・作り方 |
オオコシオリエビの料理法/煮る(ゆでる)、汁(みそ汁)、揚げる(素揚げ) オオコシオリエビの塩ゆで 大振りのものを選ぶ。底曳き網で泥が付着している可能性があるのでよく洗う。これを塩ゆでする。ゆでても身が痩せない。このエビらしいぷりっとした筋肉が甘い、みそも魅力的な味わいである。
オオコシオリエビみそ汁 三河・沼津などの漁師さんの定番的な料理がみそ汁だと思う。ていねいに洗って、阪奈割りにする。これを水から煮出してみそを溶くだけ。超簡単料理なのに超豪華な味わいになる。非常にうまい。 オオコシオリエビの素揚げ 小振りのものを選んで、泥などが付着しがちなのでていねいに洗う。水分をよくきり。低温で揚げはじめる。少しずつ温度を上げてじっくりと上げる。ハサミなどはやや硬いが香ばしく、筋肉は甘みがあっておいしい。 |
好んで食べる地域・名物料理 |
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加工品・名産品 |
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釣り情報 |
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歴史・ことわざ・雑学など |
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参考文献・協力 |
『大型甲殻類図鑑Ⅰ・Ⅱ』(三宅貞祥 保育社) |
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