アメリカンオマール(・英名/lobster(ロブスター)、American lobster ・フランス名/Homard(オマール) ・ドイツ名/Hummer ・スペイン名/Bogavante)
Scientific Name / Homarus americanus (H.Milne Edward,1837)
代表的な呼び名アメリカンロブスター
1メートル以上になる。第1脚は大きくハサミ状になる。オマールエビには大西洋アメリカ大陸沿岸の本種と、ユーラシア大陸沿岸にいるオマールの2種がいる。本種は全体に赤褐色もしくは焦げ茶でややずんぐりした体型。
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魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度 ★★★
知っていたら通人級★★★★
重要★★★★
非常に美味生息域 海水生。大西洋北アメリカ大陸沿岸。ニューファンドランド島から北カロライナ州。生態 ー基本情報 オマールエビ類総論■ オマールエビにはヨーロッパ産(Homarus gammarus)とアメリカ産(Homarus americanus)があってアメリカのものが安くて一般的である。
オマールはフランス語、英語ではロブスターとなる。
和よりもフレンチやアメリカンで重要なもの。
ユーラシア大陸側にいるヨーロッパオマールとアメリカ大陸側にいるアメリカンオマールの2種があり、現在では圧倒的にアメリカからの輸入が多くなっている。
味的にはヨーロッパオマールが上だとされるが年々輸入量が減って高価なものになっている。
フレンチの定番ソースアメリケーヌはオマールエビの代表的な料理。
フレンチではオマールを使った料理が非常に多い。
本種アメリカンオマールについてアメリカ、カナダなどから少なからず輸入されており、フレンチやレストランなどで利用されている。
英語でロブスター、フランス語でオマールエビ。
ヨーロッパオマールが少なくなって、本種がその需要をリカバーしている形となっている。
またエビの中ではもっとも大型になるとされており、過去に体長1.5メートルという記録がある。
ただし市場にくるのは30センチ前後。国産のイセエビから比べると安く身が詰まっていて歩留まりもいい。水産基本情報 市場での評価 入荷は少なくはない。値段はイセエビなどよりも低くいが高価。
漁法
産地 アメリカ、カナダ
■年間6万トン前後水揚げがある。選び方 ー味わい 身がつまっていて、旨みが濃厚。
ミソの味わいも最上級。栄養 ー寄生虫 ー食べ方・料理法・作り方 調理法ゆでる、蒸す、ソテー、焼く、ソースアメリケーヌ、ブイヤベース他
好んで食べる地域・名物料理 ■Homard a l'americaine(オマールエビの煮込みアメリカ風)もしくはアメリケーヌソースというのは本種もしくはヨーロピアンオマールが材料。この料理は1900頃、ピエール・ブレッスンがアメリカ人客のために考えた。加工品・名産品 ー釣り情報 ー歴史・ことわざ・雑学など ー参考文献・協力 『原色日本大型甲殻類図鑑』(三宅貞祥 保育社)、『食材魚貝大百科』(平凡社)、『プロ調理の基本2 フランス料理 魚介料理』(同朋社)