大坂、縄幸の焼きあなご
焼あなごには、わさびが合う
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大坂市中央卸売市場本場『縄幸』の「焼あなご」 を軽く焼き直して、わさびと生醤油で食べる。
「焼あなご」 には醤油やみりんなどで味がついているが、基本的に様々な料理に使うことを想定しているので、薄味である。
別皿に醤油入れて、適宜浸しては食べる。
見た目の膨らみどおりに脂がある。
味つけはほどよく、実にわさびが合う。
ボクは山椒大好き人間なので、振ってはいるが、わさびだけでもよかったかも知れぬ。
3本しか買わなかったことに未練残る。
今回の大坂旅で買った、大阪府池田市の「呉春 特吟」と出合うとなおうまい。
酒と交互に食べて、後口がいいというか、後味が上品というか、重たさがないのがいい。
そこがウナギとの違いである。
大阪は地焼きのウナギでも有名だが、「焼あなご」により強く大阪を感じるのはボクだけだろうか。
大阪土産は「焼あなご」 でいいかも。
旧天保町由来の伝統の「焼あなご」だ
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『縄幸』、羽田一信さんには大坂市の「焼あなご」 について、いろいろ教わった。
特に興味深かったのが、「あなご(マアナゴ)」を扱う業者が大阪市内天保山付近(大坂市港区)に多いこと。
これは大阪の「あなご漁師」が、明治時代に天保町に集まってきた。
注/淀川から蕪村で有名な毛馬で大川が分流し、堂島で南北に分かれて北が堂島川、南が土佐堀川になる。堂島を過ぎて1つになり安治川となる。その河口にあるのが天保山で、天保町である。
ここに大坂市安治川、淀川などの河口域はマアナゴの優秀な漁場であったことがわかる。
「あなご加工業者」の集落も出来、天保町は「あなごの町」となる。
現在でも天保山周辺には「焼あなご」 などを作る業者が残っている。
そのひとつが『縄幸』である。
徳島から大坂に出るときの玄関口が天保山であった。ボクなどは埠頭につくと大急ぎで駅まで歩いたが、当時、もっと町を見ておけばよかった、と後悔する。
