兵庫県産初マガキは赤穂市坂越
兵庫県瀬戸内海側のマガキは小振りだけどウマシ

八王子の市場に兵庫県赤穂市坂越(さこし)の小振りのマガキが来ていた。坂越は、東京ではお馴染みのマガキの産地、相生市に隣接しており、これまたマガキで有名なたつの市室津にも近い。
揖保川と千種川という大きな河川に囲まれているところからして、うまそうなマガキが生育しそうである。
ちなみにマガキの生育適地はあまり高水温ではいけない。瀬戸内海はあまたの河川が流れ込み、全域で海水温が低いのである。東の紀伊水道北部と明石海峡から西でがらりと生物相が変わるのも、この低水温のためである。
今、瀬戸内海は貧栄養に苦しんでいるが、相生のマガキを毎年食べている限りでは、この大河川周辺は栄養が足りていそうである。
やはり海域の味のよさがある

味見なので3個体だけ剥いて並べて食べてみた。
やはり今年のマガキは遅れている。
この時季、軟体部分が膨らんでいなければならないが、北海道でも三陸、広島などと同じように最盛期は年を越してからかも知れない。
兵庫県産マガキの特徴は殻が小振りで薄手でありながら軟体は大きいことだ。歩留まりがいいのである。
そんなに膨らんではいないが、味は抜群にいい。
特徴である食感のよさも楽しめた。
今季は、坂越のマガキを年越しから春にかけて食べ続けてみることにしたい。
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