聖子を探す旅11 商店街巡り、板宿商店街で二度飯を食べる

よいとまけ、のぼっかけうどん


田辺聖子とは関係なくなってしまうが、しばし。
神戸市中央市場(兵庫県)で、神戸名物というか神戸らしい食べもののことを聞いた。
だれでも知っている「豚まん」、「神戸牛」に「ぼっかけうどん」と「すじ焼き」だという。
後者ふたつは、ともにどちらかというと、庶民的というか、日常的なものであるような……。

板宿町(神戸市須磨区)の地下鉄を上がった途端に「ぼっかけうどん」の文字を発見する。
いきなり名物を食べてもいいのだろうか?
しかも立ち食いとは。
ここでやめると食べないで帰ることになりそうなので、思い切ってその店『山陽そば』で「ぼっかけうどん」の券を買う。

思った通りのうどんではなかった。
神戸市のうどんつゆは節でとり、砂糖を甘味に使っているなど、関西特有のものである。
四国などでのさっぱりした軽食風のうどんではない。
そこに「ぼっかけ」られているのがどうやら、煮込んだ牛すじとこんにゃくらしく、思った以上に脂っこい。
煮込みはおいしいし、うどんも悪くないけど、四国人には重すぎる味である。
そこに天かすはいらなかった。
けっこううまいけど、青ねぎがなかったら胃に触る味かも。
考えてみると神戸の食は、やけに上品で洋風なもの、中華の影響を受けたもの、それと肉体労働者的なものがミックスされて出来ているようだ。

神戸マダムの喫茶店


さて、その後、まったく予期しない理由で喫茶店に入った。
大阪府、兵庫県には喫茶店が非常に多い。
話を聞くための喫茶店だったけど、注文をする前に注文された。
周りを見渡すと、同じようにコーヒーとなにか食べものといった取り合わせが多い。
入り口では長々とケーキを選んでいる女性達がいて、実に楽しそうだ。
めったに飲まないコーヒーが非常にうまい、のに驚き、サンドイッチもいいじゃないか、と思った。
ちなみに支払いも、ボク以外の方がやってくれた。

食い疲れた板宿町であった。

歩くし、食べるし、話をするし


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