3月25日 「じんば」うまし!
平安期以前から食べていた
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兵庫県香美町香住の競り場に「じんば」が並んでいた。島根県隠岐知夫村で食べて以来のホンダワラである。最近、アカモクが注目を浴びているが、ホンダワラには別種のおいしさがある。
競り場では当然、個人では手に入らないので但馬漁業協同組合にお願いして1袋手に入れていただく。これを日々料理して、とうとう1袋全部食べ尽くしてしまった。もっと買って来るべきだったと後悔したがもう遅い。
ホンダワラの古名は「なのりそ」で、古代から食用になっていた海藻である。残念ながら、徐々に食文化が衰退している。食文化があって盛んに食べられていたものを、知らない(食べない)からといって、食文化を放棄するのは危険な時代が来ていると思っている。新しい食文化を取り入れる前に、古き食文化を見直すべきだと思っている
但馬漁業協同組合には、より簡単に家庭に持ち込める商品の開発をお願いしたいと思っている。
大げさではなく、一度食べたら病みつきになる味である。ぜひ一度お試し願いたい。