ときどき無性に食べたくなる、ウルメの丸干し
細いのにおいしさは丸々として大きい

産みの苦しみの中、それでも外出せざる終えなくて駅前に出た。
帰りにスーパーによって「ウルメのほお刺し」を買って帰ってくる。
お昼ご飯に焼いたら、はずれだった。
干しがあまく、好ましい風味に欠ける。
丸干しはときどき無性に食べたくなるが、めったに当たりに出合えない。
ここ数ヶ月での当たりは群馬県高崎魚市場『魚栄』で買った、やせっぽちの「うるめいわし」(小川商店 佐伯市米水津色利浦1533)だった。
ウルメイワシは大きくても痩せていても、いいものはよく、ダメなものはダメで、『小川商店』のは痩せっているのに滅法うまかった。
香りで元が取れ、食べてやすすぎると思う

大分県佐伯市の米水津(よのうづ)という地域には水産会社や魚市場が多い、地図を見ただけでも飛んで行きたくなる、よなところだ。
ちなみに大分県は中津以外は完全に不案内、我がデータベースの空白地帯である。
なんとかしなければならない。
さて『小川商店』の丸干しのいいところは干しが強いところだ。
干しが強いと硬いと思いがちだが、丸干しは強く干しても硬くはない。
それだけうま味成分の多いウルメイワシの味をさらに凝縮し、しかも独特の風味が生まれている。
ウルメの干物を買うためだけでも、佐伯に行きたし。
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