5月、北海道からオオズワイ雄
物価高に苦しみ抜いている中で、ちょっぴり贅沢

昔、ロシア産ズワイガニがお手軽で安くて庶民の食卓をにぎわせていた。
近年は突然揚がり始めて、最初はてんやわんやだった、北海道日高地方のオオズワイガニが庶民の味方となりにけり、だ。
今回のものは280g前後で、このサイズなら1人前1ぱいでちょうどいい。
雌は外子の時季で身(筋肉)が痩せているが、雄はむしろ身入りがいい。
庶民的な値段なのに身が充実している

まだ温もりのある内に手づかみで野性的に食べ始めるととまらない。
思った以上に甲羅下の身がたっぷり。
ズワイガニの身は甘味が強い。
カニの独特の風味に、筋繊維も感じられて、口の中でほぐれ感がある。
おいしいカニの味を表現するのは難しいが、10分足らずだが、時間がとまったようだった。