サラガイのチャーハンとそばつゆで作ったワカメ汁
二枚貝に苦しみながら二枚貝のチャーハンを食らう

マルスダレガイ目マルスダレガイ科スダレガイ属の二枚貝を同定中なので、机の上が図鑑、専門書10冊と貝殻でいっぱいいっぱいになっていた。
要するに、悪戦苦闘していたのである。
猛烈に頭が忙しい最中なのに腹が減る。
お腹と背中がくっつくぞ、となり、冷凍庫を漁る。
見つけたのは正体不明のこれまた二枚貝の剥き身だ。
これを解凍する。
ご飯をチンして、ねぎを刻む。
卵を割ってかき混ぜる。
鉄のフライパンを熱して、卵を入れて、片面が焦げたら剥き身とご飯を同時に入れる。
炒めたら加減をみて(貝に塩気があるので)塩コショウ。
さらに炒めてねぎを散らして、またまた炒めて出来上がり。
同時にそばのつけつゆを水で割って温めて、わかめの汁を作る。
サラガイの剥き身でなんとなく昼ご飯の体裁が整う

ご飯をもどし、流水で貝を解凍して、ご飯を炒めてほぼ7分である。
7分ご飯なのに実に味わい深い。
貝のうま味がこくを出しているし、貝の食感も面白い。
これはニッコウガイ科サラガイ属のどれかだ。
チャーハンの問題点は食べるのではなく、半分流れるように喉を通ってしまうことだ。
食後の凍頂烏龍茶はうまいけど、虚しい。