Neptuneaは苦痛の種
難易度の低い根室産4種のNeptunea

ちょっとだけ面倒な貝の話なので、わかる人だけに。
八王子卸売協同組合、舵丸水産にきていた「真ツブ・赤ツブ」を同定する。
北海道根室産だが、当然、太平洋側だろう。
Neptunea(エゾバイ科エゾボラ属)の巻き貝はいたって普通の食用貝だけど、同定しようとすると、とてもやっかいである。
今回の、Neptuneaは非常に小型で殻長(貝殻を立てたときの高さ)は90〜110mmしかない。
比較的同定しやすいものばかりだけど、エゾボラモドキは北海道道東らしい形態である。
クリイロエゾボラも幼貝だけど、疑問の余地がない。
真ツブ(エゾボラ)も貝殻の形態は安定している。
フジイロエゾボラは同じようなものにウネエゾボラ、ウスムラサキエゾボラ、ドウナガエゾボラがいるが、このあたりの検索項目に関しては、北海道まで行き、専門家と議論してみたいところだ。
写真は上3つがフジイロエゾボラ、下左端がエゾボラモドキ、左から2番目がクリイロエゾボラ、下の右2つがエゾボラ(真ツブ)。