ぶわったらの寄せ鍋

肌寒に似合っているな、たらの寄せ鍋


サイト運営が危機的な状況にあるのに、ボランティアで面倒なことに時間を取られているのだから、我ながら悲しいものですね♪ なのであった。
ということで夕べ、深夜に鍋を作ることが多い。

ぶわったら(塩蔵タラ)の鍋を初めて食べたのは学生時代で、お茶の水駿河台・神楽坂など学校の縄張り的な場所の、安居酒屋の冬の定番だった。
鍋材料の大方が豆腐の場合には「湯豆腐」といい、豆腐以外が多いと「たら鍋」、「たらの寄せ鍋」といった。
ボクの生まれた徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町貞光)では「はげ(カワハギ)」、もしくはボラが鍋(水炊き)の材料定番だったので、ボクにとってマダラはまったく未知の存在だったが、学生時代は何を食べてもうまいし、楽しいので一時に好きになる。

慌ただしいときなど、「たらの寄せ鍋」ほど重宝なものはない。
また昆布だしとマダラがとても好相性なのだ。
明らかに昆布の風味が勝っているけど、決してマダラも負けているわけではない。
相乗効果のようなおいしさがある。
おいしいし、糖質は少ないし、野菜も摂れて健康だし。
腹が温まるのでよく眠れるし。
親切なDにもらったチューリップを聴きながらなので、なんだか悲し、いし。

ぶわったらは年中あるが、売り場が大きくなると冬


近所のスーパーに生ダラ(生のマダラ)、ぶわったら(塩蔵タラでマダラの塩蔵品)がたくさん並ぶ季節となりにけり、だ。
ロシア産なので、かの無慈悲な国の味方になりそうだけど、アメリカ産はなし、なので、いろいろ考えた末に買った。
相変わらず塩蔵タラは手頃である。
これを適当に切り、湯通しして冷水に取り水分をよく切っておく。
野菜はあるもので、この日は山東菜(なぜか八王子の人は「さんとうな」という)と、霜降りしめじ、豆腐だ。
養殖羅臼昆布でだしをとり、酒塩で味つけしたつゆで食べる。


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