ヒチビキ

Scientific Name / Erythrocles microceps Miyahara and Okamura, 1998

ヒチビキの形態写真

15cm SL 前後になる。細長くあまり側へんしない。同じサイズのロウソクチビキよりも体高がある。第1背鰭と第2背鰭は接近し、皮膜のない棘はあっても1。尾柄部に隆起線がない。[11.3cm・25g]

    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目ハチビキ科ハチビキ属

    外国名

    学名

    Erythrocles microceps Miyahara and Okamura, 1998

    漢字・学名由来

    漢字/緋血引 Hichibiki
    由来・語源/宮原一の命名だと思われる。体色からだろう。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。水深100-200m。
    兵庫県浜坂、神奈川県小田原、相模湾熱海市網代沖、三重県南勢町、土佐湾、九州〜パラオ海嶺。

    生態

    基本情報

    北限はわからない。なぜなら同定が難しく、他のハチビキ科と区別できる人がいないからだ。相模湾では他のハチビキ科に混ざって晩春から初夏に上がる。小魚なので地元周辺で消費され流通はしない。
    珍魚度 珍しい魚ではないが、本種を見分けるのは熟練を要す。努力が肝心だ。

    水産基本情報

    市場での評価/流通しない。
    漁法/定置網
    産地/

    選び方

    触って張りのあるもの。体色が鮮やかに赤いもの。

    味わい

    旬は不明。
    鱗は細かく硬い。皮は厚みがある。骨はあまり硬くない。
    白身。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ヒチビキの料理・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/網代漁業 ■https://www.ajirogyogyou.com/
    三重県水産研究科『「あかぼら」と呼ばれて』を参考にさせて頂く。
    アドバイス/和田英敏さん(神奈川県立 生命の星・地球博物館)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)
  • 主食材として「ヒチビキ」を使用したレシピ一覧

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