ナガオオメハタの塩焼き 焼いても硬く締まらない。皮に好ましい香り、風味があり、身に甘みがある。水洗いして水分をよくきり、振り塩をして1時間以上置く。これをじっくり焼き上げる。食べる前に香にうっとりする。この皮の風味、身の甘味など非常に味わい深い。
ナガオオメハタの干もの たくさん買い求めたら干ものにして保存するといい。水洗いして開き、立て塩にして水分をよくとり、干し上げる。やや強めに干すと保存性が高くなる。焼くと鮮魚よりもうま味が強くなり、腹骨なども香ばしく食べられる。
ナガオオメハタの焼霜造り 大振りのものは刺身、小振りのものは皮目をあぶると実にいい味である。寒い時期には身に甘みと脂がある。水洗いして三枚に下ろし、腹骨・血合い骨を取る。皮目をあぶって氷水に落として水分をよくきる。冷蔵庫などで皮目を落ちつかせてから切りつける。
ナガオオメハタの刺身 晩秋から冬に旬を迎えるのではないかと思っている。写真は1月のやや大型の刺身。皮下に脂の層はなく均質に混ざり込んでいた。この脂の口溶けかんが心地よく、筋肉自体にも味がある。
ナガオオメハタの煮つけ 小さいものなど、簡単に水洗いして湯通しする。冷水に落として残った脂やヌメリを流して水分をよく切る。これを酒・醤油・水で煮る。砂糖やみりんなどで甘味をつけてもいい。身離れがよく身に甘みがある。ご飯に合う。
ナガオオメハタの天ぷら 小型が多いので、天ぷらや唐揚げにすると食べでがありそう。水洗いして三枚に下ろして血合い骨・腹骨を取る。水分をよくきり、小麦粉をまぶして衣をつけて揚げる。皮に独特の風味があり、身は淡泊。とても味わい深い。
ナガオオメハタのバター焼き 大きめのものを使いたい。水洗いする。内臓はずぼ抜きにした方がきれいに仕上がる。水分をよくきり、塩コショウして小麦粉をまぶして多めの油でソテーする。仕上がりにバターの風味をつける。皮目がかりっとして香ばしくとても美味。