80cm SL 前後になる。細長く全身が銀白色。体に黒い斑紋があり鱗よりも明確に大きい。頭部は小さく吻は短い。吻端は少し丸みを帯びる。先端に向かって微かにしゃくれる。[韓国産]
タイリクスズキの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
![80cm SL 前後になる。細長く全身が銀白色。体に黒い斑紋があり鱗よりも明確に大きい。頭部は小さく吻は短い。吻端は少し丸みを帯びる。先端に向かって微かにしゃくれる。[韓国産]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/550/Thumb630/tairikusuzuki.jpg)
![80cm SL 前後になる。細長く全身が銀白色。体に黒い斑紋があり鱗よりも明確に大きい。頭部は小さく吻は短い。吻端は少し丸みを帯びる。先端に向かって微かにしゃくれる。[韓国産]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/550/Thumb630/tairikusuzuki00.jpg)
![80cm SL 前後になる。細長く全身が銀白色。体に黒い斑紋があり鱗よりも明確に大きい。頭部は小さく吻は短い。吻端は少し丸みを帯びる。先端に向かって微かにしゃくれる。[国産養殖魚]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/550/Thumb630/tairikusuzuki000.jpg)

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珍魚度・珍しさ
★★★
がんばって探せば手に入る魚貝の物知り度
★★★★
知っていたら達人級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ科スズキ属外国名
学名
Lateolabrax maculatus (McClelland, 1844)漢字・学名由来
漢字 大陸鱸 Tairikusuzuki
由来・語源 中国大陸周辺にいるスズキの意味合い。
『和漢三才図会』(寺島良安 正徳3年/1713 東洋文庫 平凡社)に『本草綱目』(中国明代の本草学の書で江戸時代初め国内に入ってきて、この国の本草学の基本となる)に〈一般に黒色のものを(漢字鱸の右側)という。白質(しろじ)に黒章(くろもよう)がある。それでこう名づける。〉とある、鱸の漢字自体がもともとは本種のことを指す。地方名・市場名 ?
生息域
海水・汽水魚。
朝鮮半島西岸、黄海、渤海湾、台湾、東シナ海西部、南シナ海北部。
養殖ものが本種なのかどうかは不明。日本にはいない。生態
ー基本情報
黄海、渤海、東シナ海でも西部中国來陸寄りに生息している。日本列島などにはいない。
西日本などでの養殖ものにタイリクスズキ型が多い。養殖スズキは比較的安くて価格が安定しているので、料理店など一定のメニューを維持するのに利用されている。
2キロ前後のサイズでこの斑紋の目立つものが多く、養殖ものもタイリクスズキとしたが、どうなのだろう。
写真は黄海で揚がったもので、朝鮮半島には普通のスズキもいる。
韓国では高級魚といってもいい。水産基本情報
市場での評価 スズキと同じ評価。養殖ものは価格安定して安い。
漁法 養殖、刺し網、定置網
産地選び方
触って張りのあるもの。味わい
旬は不明。
鱗はスズキとなんら変わらない。細かく取りやすい。皮は厚みがあって強い。骨はあまり硬くない。
透明感のある白身で血合いがくすんだ赤(今回の固体は鮮度がよくなかった)だったが、本来の色はわからない。熱を通しても硬く締まりすぎない。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
タイリクスズキの料理法・調理法・食べ方/ソテー(小麦粉をまぶして)、焼く(塩焼き)、煮る(鍋)、揚げる(唐揚げ)クリックで閉じます
タイリクスズキの韓国風焼き(농어구이) ソウル、仁川では魚を焼くのではなく、ソテーしたものが多いようだ。切り身に塩コショウして小麦粉をまぶしてごま油でじっくりソテーする。表面はさくっとして身自体は柔らかく、国内にいるスズキと同じ味がする。とてもおいしいが、スズキとの違いはわかりにくい。
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)