カズラガイ

Scientific Name / Phalium flammiferum (Röding,1798)

カズラガイの形態写真

75mm SL 前後になる。ラグビーボールのような形で、殻頂は三角錐をしている。殻頂周辺は布目状。貝殻の縦方向の波状をした褐色の筋がある。[愛知県西尾市一色産]
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75mm SL 前後になる。ラグビーボールのような形で、殻頂は三角錐をしている。殻頂周辺は布目状。貝殻の縦方向の波状をした褐色の筋がある。[愛知県西尾市一色産]75mm SL 前後になる。ラグビーボールのような形で、殻頂は三角錐をしている。殻頂周辺は布目状。貝殻の縦方向の波状をした褐色の筋がある。[愛知県西尾市一色産]75mm SL 前後になる。ラグビーボールのような形で、殻頂は三角錐をしている。殻頂周辺は布目状。貝殻の縦方向の波状をした褐色の筋がある。[愛知県西尾市一色産]75mm SL 前後になる。ラグビーボールのような形で、殻頂は三角錐をしている。殻頂周辺は布目状。貝殻の縦方向の波状をした褐色の筋がある。[愛知県西尾市一色産]75mm SL 前後になる。ラグビーボールのような形で、殻頂は三角錐をしている。殻頂周辺は布目状。貝殻の縦方向の波状をした褐色の筋がある。[愛知県西尾市一色産]75mm SL 前後になる。ラグビーボールのような形で、殻頂は三角錐をしている。殻頂周辺は布目状。貝殻の縦方向の波状をした褐色の筋がある。[体層の螺条が非常に弱い、ナガカズラ型でカズラガイ型よりも沖合いにいるとされる。 愛知県西尾市一色産]75mm SL 前後になる。ラグビーボールのような形で、殻頂は三角錐をしている。殻頂周辺は布目状。貝殻の縦方向の波状をした褐色の筋がある。[体層の螺条が非常に弱い、ナガカズラ型でカズラガイ型よりも沖合いにいるとされる。 愛知県西尾市一色産]
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    軟体動物門腹足綱前鰓亜綱中腹足目(盤足目)ヤツシロガイ超科トウカムリ科Phalium属

    外国名

    学名

    Phalium flammiferum (Röding,1798)

    漢字・学名由来

    漢字 葛貝、葛介 Standard Japanese name / Kazuragai
    由来・語源 『六百介品』より。
    褐色の縦縞があり、これが葛(かずら・クズ)の太い蔓(つる)に見えるからだろう。
    六百介品
    江戸時代に作られた彩色図譜。600種ほどの貝類を漢名、和名で紹介したもの。著者不明。

    地方名・市場名

    トラガイ
    場所千葉県富津市萩生 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    オマンコガイ
    場所香川県三豊市詫間町粟島野中新田 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    ヨナキ
    場所香川県三豊郡豊浜町北原・観音寺市港町 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    クワズノカイ
    場所香川県三豊郡豊浜町簑浦・仁尾町・丸亀市手島町・坂出市櫃石島・沙弥島・引田町大安戸 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    ハサミガイ
    場所香川県坂出市瀬居町本浦 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    ボボガイ
    場所香川県観音寺市室本町西条 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    シマバイ
    場所鳥取県境港市湊町 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 

    生息域

    海水魚。水深10〜50mの砂地。
    房総半島・新潟県以南。台湾。

    生態

    基本情報

    暖かい海域の浅場の底曳き網に混ざって揚がるもので、一般的に食用となることはない。
    食べればおいしいが、とれる量が少なすぎるようだ。きれいな貝なので収集の対象である。
    珍しさ度 浅場の底曳き網などに混ざるもので流通しない。産地などで地道に探すしかない。

    水産基本情報

    市場での評価/流通しない。
    漁法/底曳き網
    産地/愛知県

    選び方

    原則的に生きているもの。

    味わい

    旬は不明。
    貝殻は厚みがあってとても硬い。口は大きいものの、軟体は取り出しにくい。
    割ってから煮るなどした方がいいかも。
    毒性などは不明。同科のトウカムリが沖縄では食用となっていることから、足のみ食べてみた。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    カズラガイの食べ方・レシピ・料理法/煮る(塩ゆで)

    カズラガイの塩ゆで 筋肉は甘味があり、柔らかい中に適度な弾力がある。貝らしい風味や甘味も感じられる。
    貝殻のままざっと洗って、鍋に水・塩・本種を入れて火をつける。水から8分ほど煮て、鍋止めする。身が取り出しにくいので貝殻を割ってからゆでてもよさそうだ。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/佐藤厚さん(長崎県雲仙市)、鈴木項太さん(項明水産 愛知県阿久比町 ■https://komeisuisan.com/)
    『日本近海産貝類図鑑【第二版】』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)
  • 主食材として「カズラガイ」を使用したレシピ一覧

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