イトマキナガニシ
Scientific Name / Fusinus forceps (Perry, 1811)
SL(殻高)20cm前後。貝殻は薄いがとても硬い。縫合のくびれは強く、螺肋が糸状で縦肋をこえて繋がる。擬臍孔がある。
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魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度 ★★★★★
知っていたら学者級★★
地域的、嗜好品的なもの★★★★
非常に美味生息域 海水生。水深20-100mの細かい砂礫地。
房総半島〜九州。生態 ー基本情報 生食すると非常に美味。ただナガニシ類は広島県や石川県富山湾側、鳥取県の一部などでは珍重して高値で取引されているが、食用としているところは非常に限定的。
同定の難しさから本種単独での詳細はわからない。水産基本情報 ー選び方 足が活発に動くもの。ふたが奥に引っ込んでいたり、粘液が出ているものは古い。味わい 旬は不明。
貝殻は薄いが硬く丈夫。割るしかない。
内臓は強いえぐみがあり食べられない。可食部は足のみ。ヌメリが少なく単にもみ上げるだけで食べられる。栄養 ー寄生虫 ー食べ方・料理法・作り方 好んで食べる地域・名物料理 ー加工品・名産品 ー釣り情報 ー歴史・ことわざ・雑学など ー参考文献・協力 協力/池田等さん、マルモト(神奈川県伊勢原市)、魚國(神奈川県小田原市)
『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)