夜泣き貝
一般的に「夜泣き貝」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。
夜泣き貝

『和漢三才図会』(寺島良安 東洋文庫 平凡社 正徳2年 1712)には香螺とあって「よなき」、「ながにし」とある。イトマキボラのなかでも食用となるもの。
「夜泣き貝」と呼ばれる水産物一覧
●印は「夜泣き貝」ですがそれ以外は夜泣き貝の仲間ではありません。
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海水生。水深20-100mの細かい砂礫地。
房総半島〜九州。生食すると非常に美味。ただナガニシ類は広島県や石川県富山湾側、鳥取県の一部などでは珍重して高値で取引されているが、食用としているところは非常に限定的。
同定の難しさから本種単独での詳細はわからない。
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海水生。浅い砂地。
陸奥湾以南から九州、橘湾(長崎県雲仙市)小浜の日本海・東シナ海。日本海各地で細々と食べられている。
あまり流通にのらず、ローカルなものである。
山陰などではナガニシ類を好む広島に出荷している。
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北海道南部から九州、朝鮮半島。水深の浅い砂泥地に棲息。日本各地の浅い海域にいる。
本種を三浦半島で見つけて初めて食べたときに、あまりの苦さに驚いた。これは煮て食べたので、えぐみのある内蔵も食べてしまったためだ。貝殻のまま煮る、焼くのは不可だと思う。熱を通すには剥いて身(足)だけにしてから熱を通すしかない。基本的に生で食・・・
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