カンパチ

カンパチの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
体長1.9m、重さ80キロ前後になり、アジ科中最大。紡錘形。眼を通る暗色の斜めの帯がある。体色が赤紫色を帯びている。背鰭は低く(ヒレナガカンパチは高く鎌状になる)、尾鰭下葉は白い。[61cm・4.163kg/かんぱち(関東での呼び名)]
体長1.9m、重さ80キロ前後になり、アジ科中最大。紡錘形。眼を通る暗色の斜めの帯がある。体色が赤紫色を帯びている。背鰭は低く(ヒレナガカンパチは高く鎌状になる)、尾鰭下葉は白い。[全長35cm・0.714kg/汐っこ(関東での呼び名)]
体長1.9m、重さ80キロ前後になり、アジ科中最大。紡錘形。眼を通る暗色の斜めの帯がある。体色が赤紫色を帯びている。背鰭は低く(ヒレナガカンパチは高く鎌状になる)、尾鰭下葉は白い。[37cm/汐っこ(関東での呼び名)]
体長1.9m、重さ80キロ前後になり、アジ科中最大。紡錘形。眼を通る暗色の斜めの帯がある。体色が赤紫色を帯びている。背鰭は低く(ヒレナガカンパチは高く鎌状になる)、尾鰭下葉は白い。[全長44cm・1.109kg/汐っこ(関東での呼び名)]
体長1.9m、重さ80キロ前後になり、アジ科中最大。紡錘形。眼を通る暗色の斜めの帯がある。体色が赤紫色を帯びている。背鰭は低く(ヒレナガカンパチは高く鎌状になる)、尾鰭下葉は白い。[全長21cm・0.136kg/しょっぱ(関東での呼び名)]
体長1.8m、重さ80キロ前後になる。これはアジ科中最大。紡錘形。やや側編。体色が赤紫色を帯びている。背鰭は低く、尾鰭下葉は白い、[14cm/しょっぱ(関東での呼び名)]
体長1.9m、重さ80キロ前後になり、アジ科中最大。紡錘形。眼を通る暗色の斜めの帯がある。体色が赤紫色を帯びている。背鰭は低く(ヒレナガカンパチは高く鎌状になる)、尾鰭下葉は白い。[75cm/かんぱち(関東での呼び名)]

カンパチ2種

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珍魚度・珍しさ★★
少し努力すれば手に入る
魚貝の物知り度 ★★★
知っていたら通人級
食べ物としての重要度 ★★★
一般的(流通量は普通)
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目アジ科ブリモドキ亜科ブリ属
外国名
Greater amberjack, 杜氏鰤, 紅甘
学名
Seriola dumerili (Risso, 1810)
漢字・学名由来
漢字 間八 Standard Japanese name / Kanpachi
由来 「間八(カンパチ)」は東京をはじめ日本各地での本種の大型魚の呼び名。若い個体では「しお(潮、汐)」のつく呼び名が一般的だ。関東での「シオッコ」などもそのひとつだ。
〈かんぱち 東京市場〉。『帝国博物館天産部魚類標本目録.帝国博物館』(石川千代松・松浦歓一郎 1897/明治30年)
シーボルトがオランダに持ち帰った個体で、Seriola purpurascens Temminck & Schlegel, 1845 としたがすでにRissoが記載済みでシノニムとなっている。
赤鼻魚(あかばなうお) 毛吹草(江戸時代の俳諧書 1645)に肥前の名物に「赤鼻魚」とあり「鰤ニ似」とある。(『いろは物語』)
シーボルト 日本動物誌/ファウナ・ヤポニカ(Fauna Japonica ) フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトとその後継者、ハインリヒ・ビュルゲルなどが標本を持ち帰り、川原慶賀(江戸時代の長崎の絵師)が図を書いたもののひとつ。オランダライデン王立自然史博物館のシュレーゲルとテミンクが記載。のちに記載済みであることが判明する。

頭部左右の目から背にかけて斜めに走る太い暗褐色の線があり、顔を正面から見ると「八」の字に見える。
Risso
Antoine Risso(アントワーヌ・リッソ 1777年〜1845年)、ニース生まれ。薬学・博物学者。著書に『Ichthyologie de Nice(ニースの魚類学)』がある。多くの魚類の記載をした。
地方名・市場名

概要

生息域

海水魚。沿岸の中・下層。
北海道[紋別市]、太平洋側〜九州南岸、伊豆諸島、小笠原諸島、青森県〜九州南岸の日本海・東シナ海、瀬戸内海、屋久島、沖縄島、石垣島。
東シナ海大陸棚斜面縁辺〜斜面域、朝鮮半島南岸・東岸、済州島、台湾、広東省、海南島、西沙諸島、千島列島の太平洋沿岸、全世界の温帯・熱帯域。

生態

産卵期は3月から8月。
寿命は最長15年前後。

基本情報

全世界の温帯から熱帯域を回遊している。ブリよりも暖かい海域に多い。2m前後になる大型魚で、出世魚のひとつ。外房以西・以南、山口県日本海側以西・以南で主に漁獲される魚で、古くは外房や相模湾では若い個体が多かったが、大型魚が増えている。近年では東北宮城県で若い個体がたくさんとれるなど、急速に北上傾向にある。そのせいかは不明だが日本各地で水揚げ量が増えているように見える。
最近では盛んに養殖されていて、刺身用白身魚として重要なものとなっている。養殖魚の刺身ではシマアジ、カンパチ、ブリの順位で値段が高い。
若い個体でも刺身にして非常に味がよく、比較的温暖だった地域では古くから人気が高く、高級魚だった。
珍魚度 ありふれた食用魚だが、もしも天然ものを探すとなると少しだけ努力しなければならない。養殖魚はいつでも手に入る。

水産基本情報

市場での評価 大小問わず高級魚。養殖ものもブリなどよりも高い。養殖ものは年間を通して入荷してくる。刺身材料としては定番的なもの。
漁法 釣り、定置網、巻き網
産地 長崎県、鹿児島県、宮城県など

選び方・食べ方・その他

選び方

鰓が鮮紅色であること。身に張りがあること。

味わい

旬は関東すなわち江戸前では小ぶりのものがとれる秋、大型は春から夏。
ブリとは違い小さくても味がいいのが特徴。そのために旬といえる時季はないとしてもいいだろう。
鱗は細かく取りにくい。金たわしやブラシでこすり取る。包丁ですき引きなどする。皮は厚みがあって強い。骨はあまり硬くない。
透明感のある白身で血合いは強い。熱を通しても硬く締まらない。

カンパチの切身 白身で血合いが赤くやや大きい。熱を通してもあまり硬く締まらない。天然物は嫌みのない上品な味わいだ。

栄養

危険性など

シガトキシンを持つ個体が見つかっているので、あまりにも大きいものは食べない方がいいかも知れない。ただサンゴ礁域など温かい海域に多いとなると、本当にカンパチなのだろうか? ヒレナガカンパチとの混同が考えられる。

食べ方・料理法・作り方

カンパチの料理・レシピ・食べ方/刺身(刺身、カルパッチョ、セビチェ)、焼きもの(塩焼き、照り焼き、幽庵焼き、西京焼き)、煮る(煮つけ、カンパチ大根、しゃぶしゃぶ)、揚げる(フライ、唐揚げ)、ソテー(ムニエル、フライパン照り焼き)、汁(みそ汁、潮汁)
潮っこの刺身(汐っこの刺身) 1kg前後の若い個体を関東ではとても珍重する。昔は秋になるとたくさんとれるので、秋潮にのってくるというので、「潮っこ」といった。最近では季節を問わず入荷してくる。
水洗いして三枚に下ろす。腹鰭・血合い骨を取り、皮を引き刺身状に切る。
カンパチはブリとは違い小さくてもそれなりにおいしく、1㎏を超えると脂ものってくる。身質が滑らかで酸味が控えめでとても味わい深い。古くから珍重されてきたわけがわかる。

カンパチの背の刺身 4kgほどの背の部分の刺身だ。三枚に下ろして血合いを切り、皮を引いて刺身に。同じサイズならブリよりもおいしいと思う。酸味が微かにあり、ほどよい食感がある。アジ科らしいうま味もあってとても味わい深い。
カンパチの刺身腹部分 4kgのものの腹の部分の刺身だ。三枚に下ろして血合いを取る。皮を引いて刺身にする。脂は皮下と身に混在している。食感も背の部分よりも強く、うま味も豊かである。
カンパチのカルパッチョ 700g前後の小型を使ったが、野締めでも十二分にうまい。三枚に下ろして腹骨・血合い骨を取る。できるだけ薄く切りつける。皿にニンニクをなすりつけ、オリーブオイルを垂らして振り塩をする。ここに切り身を並べてとんとんと馴染ませる。上にトマトや辛い青唐辛子、キウイやプルーンなどの野菜果物などを並べて、仕上げに塩をしてオリーブオイルを回しかける。
汐っこの漬け(漬け茶漬け) 成魚でもいい。刺身などで余った部分とか刺身の残り物とかを適当に切る。これをネギ・ゴマ・ショウガ(好みでにんにく)・醤油・味醂と和えて少し置く。半日以上寝かせてもいい。このままで食べてもおいしいが、ご飯にのせて、またご飯に乗せてお茶をかけて食べてもいい。
カンパチのセビチェ 手の平にのるサイズを使う。三枚に下ろして腹骨と血合い骨を取る。皮を引き、比較的細かく薄く切る。これをライム、塩、青唐辛子たっぷりでマリネする。適度にしまったら紫玉ねぎを加えて和える。非常に軽く爽やかな味わいでスピリッツに合う。
カンパチのなめろう サイズは選ばない。鮮度さえよければ野締めでもいい。三枚に下ろして腹骨・血合い骨を抜く。細かく切り、みそ、ネギ(ここでは玉ねぎ)、ミョウガや大葉と叩く。ゆっくりと少しずつつまみながら酒の肴にすると最高にいい。ご飯に乗せて茶漬けもうまい。
カンパチの照り焼き もっとも相性のいい焼き物だと思っている。みりんの甘味と醤油のうま味が本種にとても好相性である。切り身にして水分をよく拭き取る。みりん多めに醤油を少しの地に1時間以上漬け込む。水分をとり、焼き始める。この地にみりんと醤油を加えたものを塗りながら仕上げる。
カンパチの塩焼き 脂ののったものは大小に関わらずおいしい。水洗いして切り身にする。小さなものは二枚下ろしにして骨つきの方に塩を揉み今で1以上寝かせて焼くといい。いずれにしろ塩をして馴染ませて焼き上げる。皮目の香り、身のほぐれ感と甘さがあいまってとてもうまい。やや強めに塩をしておくと保存性も高くなる。
カンパチの幽庵焼き 三枚に下ろして切り身にする。水分をよくペーパータオルなどでとり、酒・みりん・醤油同割りの地につけ込む。半日以上つけて焦がさないようにじっくりと焼き上げる。焼いても硬くならず、ふんわりと柔らかく上がりとても美味。
カンパチの粕漬け 大型は漬け魚にできるところが魅力である。三枚に下ろして切り身にする。振り塩をして1時間以上寝かせて表面に出て来た水分をとる。これを練り粕(柔らかいペースト状の酒粕)・みそ少々・みりんの地に1日以上漬け込む。酒粕は漬けても硬くならず、発酵で生まれた味がプラスされてとてもうまい。
カンパチのしゃぶしゃぶ 刺身は、大量に食べると飽きが来る。これを半量くらいしゃぶしゃぶで食べるといい。ここでは皮付きのまま刺身状に切る。これを昆布だしに酒・塩で味つけして好みの加減で火を通しながら食べる。ポン酢、柚子胡椒などどのように食べてもおいしい。
カンパチの魚すき(割り下鍋) 中落ちや皮付きの身を割り下で煮ながら食べる。ここでは中骨、皮つきの身を使った。割り下は酒・みりん・醤油・水を合わせて煮立てたもので、これだけを飲んでもおいしい。切り身などは湯通しして冷水に落としてぬめりなどを流す。水分をよくきり割り下で野菜などと煮ながら食べる。
カンパチ大根 あらを集めて置く、湯通しして冷水に落として残った鱗とぬめりを流す。水分をよくきり、酒・みりん・醤油・水で煮る。ある程度煮えてきたら下煮した大根を加える。ワイルドに生の大根と最初から煮てもうまい。二日くらいすると骨までたべられる。
カンパチじゃがいも 肉じゃがの肉を魚にしたもので、ブリ属、サバなどに向いている。ブリは三枚に下ろし、皮付きのままぶつ切りにする。これを油で炒めて、じゃがいもを加えて、カツオ節出し(薄め)・酒・みりん・醤油で煮る。少し甘めの味つけにするとご飯に合う。
汐っこの冷たい煮つけ(カンパチの冷たい煮つけ) 手の平にのるサイズを水洗いする。これを湯通しして、冷水に落として残った鱗やぬめりを流す。水分をよく切り、酒・醤油・水・さし昆布であっさりと煮る。煮上がりにショウガを振る。これを冷蔵庫で冷やす。味は冷やしているときにぐっと入っていくので、調味料は控えめにする。冷たい煮つけは夏の酒の魚に最高である。
カンパチのあら煮(かまの煮つけ) 頭部やかまの部分、中落ちの部分は煮ると非常にうまい。ここではかまを使った。湯通しして、冷水に落として残った鱗やぬめりを流す。これを酒・醤油・水で煮上げる。醤油によっては砂糖、みりんで甘味をつけてもいい。身離れがよく上品な味わいで、柔らかく甘味がある。
カンパチのフライ 小型はフライ材料としてとても優れている。三枚に下ろして腹骨・血合い骨を取る。皮付きでも、皮を引いてもどっちでもいい。塩コショウして小麦粉をまぶして、衣をつけパン粉をまぶして揚げる。さくっと香ばしく身はアジ科らしくうま味がある。軽い味わいなのでご飯にもビールにも合う。
カンパチの南蛮漬け 刺身にした橋の部分や鰭下の部分などを集めて置き塩とコショウで味つけする。水分をよくきり、片栗粉をまぶして揚げる。揚げたてを合わせ酢(酢・砂糖・醤油少し、水)に漬け込む。合わせ酢に漬け込んでもアジ科らしいうまみがあってとてもおいしい。
カンパチの潮汁 アジ科なのであらなどからうま味豊かなだしが出る。あらを集めて置き、湯通しして冷水に落として残った鱗やぬめりを流す。これを昆布だしで煮て、酒と塩で味つけする。青みや大根など野菜を加えてもおいしい。
カンパチのムニエル(トルコ風サンドイッチ) 大小にかかわらずムニエルなどにすると美味。ここでは大型を切り身にして塩コショウ、小麦粉をまぶして多めの油でソテー。温めたバタールにレタス、紫玉ねぎのオリーブオイル漬け、トマトなどと挟む。フランスパンに挟むと満足度の高い食事になる。
カンパチのフライパン照り焼き フライパンでソテーして甘辛いタレを絡ませる「フライパン照り焼き」も美味しい。三枚に下ろして切り身にする。塩コショウして小麦粉をまぶして多めの油でソテーする。火が通ったら切り身を取りだし、一度火を消して余分な油をすて、みりん・酒・砂糖でデグラッセする。ここに切り身を戻してからめる。

好んで食べる地域・名物料理

関東では汐っ子 関東ではあまり大型よりも2㎏弱程度の若魚を好んで食べる。特に立秋をすぎた頃から秋までの汐っ子を好んで食べているし、市場では値も高い。

シオのたたき 徳島県海部郡海陽町宍喰などで作られているものを汐っこに応用したもの。高知県などでは塩味ではなく醤油とわさびで食べることもある。水洗いして三枚に下ろし、血合い骨・腹骨を取る。皮をあぶり、刺身状にきり、熱いうちに手に柚子の果汁、塩をつけてたたく。玉ねぎのせん切りと一緒に食べる。
りゅうきゅう 「あつ飯」、「ごまづけ」などという呼び名がある。ごまをすり、しょうゆ、みりんでつけだれを作り、ねぎなどを加えて杖込んだもの。ご飯にのせてそのまま食べる。お茶をかけてもいい。[大分県]

加工品・名産品


カンパチの開き干し 関東で「しょご」、西日本で「しお」と呼ばれる幼魚を開き干しにしたもの。淡泊でイヤミのない味。焼きたてはうまい。[越紋商店 千葉県南房総市千倉、はまみや海産 徳島県海部郡美波町]
カンパチ生姜煮 養殖カンパチの佃煮。高級魚を生産してこその養殖業だと考えてみると不思議な代物に思える。ただし味はよくできている。[イケワキ食品 鹿児島県鹿児島市]

釣り情報

■ カンパチ釣りは伊豆半島や九州などが盛んである。磯でも島周りの船づりでも人気が高い。一般に関東では汐っ子と呼ばれる当歳魚が秋口から釣れ始める。これをこませを使った疑似バリ仕掛けのかったくり釣りで狙う。これは最高に楽しい釣りである。
■ 伊豆諸島などでは生き餌で釣り上げる。1メートル上のねらえる大物釣りだ。

歴史・ことわざなど

地方名・市場名

モジャコ
備考ブリとともに小さいもの。 参考日比野友亮さん/和具の方言 場所三重県志摩市和具町 
アカオレ[赤おれ]
参考林一兵衛さん 場所三重県志摩市大王町 
アカハナ[赤鼻]
サイズ / 時期成魚・老成魚 参考長野淳さん、『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所三重県熊野市、和歌山県白浜など、島根県滝町、高知県古満目・興津・上ノ加江・須崎・甲浦 
サカハリ
参考文献 場所三重県熊野浦 
アカヒモ アカハチ アカダボ
参考京都府農林水産技術センター海洋センター 場所京都府丹後半島 
アカビラ[赤平]
備考鳥取県では30-40cmTL。 参考聞取 場所京都府丹後半島、鳥取県倉吉市、島根県 
ショ シヨ
サイズ / 時期若魚 参考文献 場所和歌山県 
シオノコ[汐の子]
サイズ / 時期若魚 参考文献 場所富山県生地・新湊・魚津 
カンパチ
サイズ / 時期幼魚・若魚 備考30〜50cm。徳島県では2kgくらいから3kgまで。 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所徳島県、高知県甲浦・三﨑・和食・室戸 
シオ
サイズ / 時期2kgくらいまで 備考2㎏〜3kgをカンパチ、大型をアカハナ(赤鼻)。 場所徳島県全域・北灘 
アカイオ
サイズ / 時期大型 参考文献 場所新潟県能生町、富山県魚津・氷見・東岩瀬・新湊 
シオイリ
場所東京都 
ヨッコ
参考『伊豆・小笠原諸島の魚たち 改訂2版』(東京都水産試験場 2004) 場所東京都三宅島 
ホンカンパ ホンカンパチ[本かんぱち]
参考『伊豆・小笠原諸島の魚たち 改訂2版』(東京都水産試験場 2004) 場所東京都伊豆諸島・小笠原 
ショッパチ
参考『伊豆・小笠原諸島の魚たち 改訂2版』(東京都水産試験場 2004) 場所東京都大島波浮・岡田 
ショゴ[汐子]
サイズ / 時期若魚 参考『伊豆・小笠原諸島の魚たち 改訂2版』(東京都水産試験場 2004) 場所東京都神津島・三宅島・八丈島 
ウチムル
参考『原色 沖縄の魚』(具志堅宗弘 タイガー印刷 1972) 場所沖縄 
イノーウチムルー
参考『美ら海市場図鑑 知念市場の魚たち』(三浦信男 ぬにふぁ星 2012) 場所沖縄県南城市知念漁協 
ソウズ
参考文献 場所福岡県志賀島 
カンパチ カンパ
参考文献 場所福島県、茨城県、東京都、神奈川県江ノ島 
ショウゴ
参考福島水試 場所福島県相馬市、茨城県大津 
アカンハチ
参考静岡県水産・海洋技術研究所・伊豆分場 場所静岡県田子・安良里 
アカンハア
参考静岡県水産・海洋技術研究所・伊豆分場 場所静岡県雲見 
アカブリ
参考静岡県水産・海洋技術研究所・伊豆分場 場所静岡県須崎・妻良 
アカバネ
サイズ / 時期幼魚だと思う 参考文献 場所香川県高松 
ハチマキワカナ
サイズ / 時期幼魚 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県上ノ加江 
ニイリ
サイズ / 時期若魚 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県下の加江 
シオ
サイズ / 時期中型魚から特大魚 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県下川口・興津・志和・田野・吉良川・室戸岬・佐喜浜・甲浦 
ハチマキヤズ
サイズ / 時期幼魚 備考「ヤズ」はブリの幼魚のこと。 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県中土佐町上ノ加江 
ネイリゴ
サイズ / 時期幼魚 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県以布利 
ソジ
サイズ / 時期中型・大型魚 備考4〜6gg。 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県大月町安満地・中の浜・伊佐・窪津・田ノ浦・上川口・佐賀・池の浦 
ワカナ
サイズ / 時期幼魚 備考10〜20cm。 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県宿毛市内外の浦・柏島・窪津・久通 
カンパチ[貫八]
サイズ / 時期大型魚 備考標準和名。頭部に逆八の字の帯状の斑紋があるため。一尾が一貫八匁くらいになるからだとも。 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県宿毛市藻津・柏島・古満目・上ノ加江・須崎・手結・高岡・三津 
ガタ
サイズ / 時期3.7〜735kg 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県柏島・古満目・三﨑・吉佐・以布利 
ハマチ
サイズ / 時期幼魚 備考10〜20cm以下。 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県田ノ浦・柏島・古満目 
チギ
サイズ / 時期若魚 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県賀領郷・室戸岬 
ハチマキ[鉢巻き]
サイズ / 時期幼魚 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県高知市御畳瀬・室戸加領郷 
アカヒラ[赤平]
場所鳥取県境港、島根県 
ソージ
参考奄美漁業協同組合 場所鹿児島県奄美大島 
アカバラソウジ
参考文献 場所鹿児島県奄美大島 
シオッコ[汐っ子]
サイズ / 時期若魚 備考出世魚(成長にともない名前が変わる)のひとつ。 場所千葉県外房、東京、相模湾 
ショッコ[汐っ子]
サイズ / 時期若魚の小さなもの 備考出世魚(成長にともない名前が変わる)のひとつ。 場所千葉県外房、東京都内・三宅島、相模湾 
ショッパ サイズ / 時期幼魚(5cm~10cm) 
ショッコ ショオゴ サイズ / 時期若魚(20cm前後) 
ヒヨ サイズ / 時期中型魚60cm 
備考出世魚。 場所神奈川県 
アカ[赤]
サイズ / 時期幼魚 備考15cm以下。 参考静岡県水産・海洋技術研究所・伊豆分譲、『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所静岡県安良里、高知県 
チギリキ
サイズ / 時期小型魚 備考0.5〜1kg。 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県柏島・吉佐・古満目・窪津・田ノ浦・上ノ加江・吉良川 
アカハダ[赤肌]
サイズ / 時期中型魚 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県御畳瀬 
ソジ チギリキ コジオ
サイズ / 時期大型魚 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県 
オーシオ[大しお]
サイズ / 時期特大魚 参考『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所高知県室戸岬・佐喜浜 
アカバー
場所沖縄県宮古 
アカバナ
参考福畑敏光さん 場所愛知県名古屋、島根県多岐町、山口県下関、長崎県平戸市度島 
アカバラ
備考鹿児島市からくる養殖ものをカンパチと呼んで区別することもある。 場所鹿児島県屋久島町安房・宮之浦 
アカバリ アカバ アカバ
場所島根県 
ウチムル ウチムルー
場所沖縄県沖縄本島・八重山 
シオ
サイズ / 時期若魚 備考鳥羽市小浜では成長にともなっての呼び名の変化がない。内湾で大型がとれないためか。 参考聞き取り、『高知の魚名集』(岡林正十郎 リーブル出版) 場所三重県鳥羽市小浜・尾鷲市、和歌山県那智勝浦町、徳島県全域・北灘・徳島県全域・北灘・阿南市・徳島県海部郡海陽町『宍喰漁業協同組合』、高知県下川口・興津・志和・田野・吉良川・室戸岬・佐喜浜・甲浦 
シオウ
場所徳島県阿南市 
ダイビキ
場所京都府宮津市・伊根町新井崎漁港 
ダイリキ
場所福井県小浜市、京都府舞鶴市舞鶴魚市場 
ネイリ
サイズ / 時期幼魚 場所高知県室戸・宿毛市田ノ浦すくも湾漁協 
ネリ
場所長崎県、福岡県福岡市中央卸売市場 
ネリゴ
サイズ / 時期若魚 参考福畑敏光さん 場所長崎県平戸市度島、福岡県福岡市中央卸売市場 
ネウ ネレ
場所愛媛県愛南町 
ネゴ
場所鹿児島県日置市東市来