エゾバイ
代表的な呼び名イソツブ
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珍魚度・珍しさ | ★★ 少し努力すれば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★ 知っていたら通人級 |
食べ物としての重要度 | ★★★ 一般的(流通量は普通) |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水生。潮間帯の岩礁域。
東北以北とされている。ただ水揚げなどを見る限り北海道太平洋側に多い。
サハリン。
生態
産卵期は春〜夏。
(バイ、エッチュウバイ、エゾバイ、エゾボラなど)
生殖腺の色(緑-雌、灰色-雄)や、雄性生殖器の有無(雄は頭部右触角の後ろに陰茎がある)で区別できる。またエゾバイ類などの一部の種では、雄に比べ雌の方が殻のふくらみが強い。
基本情報
エゾバイ(蝦夷貝)の名のように総て北海道太平洋側産。本州など日本各地に普通に見られたバイが少なくなって、これに取って代わるように1980〜90年代に入荷が増えた巻き貝だと記憶する。
古くはバイの代用品的なものとされたが、近年では価格的にはこちらの方が高嶺で安定している。
今では全国的に「いそつぶ」という呼び名で流通していて、関東ではバイよりも入荷量は多い。安定して入荷してくるので関東では「突き出し」の巻き貝の代表格となっている。
味のいい貝で和だけではなくフレンチなどにも利用されている。
珍しさ度 流通量は少なくないが、やや高価なのでスーパーなどに並ぶ機会が少ない。
水産基本情報
市場での評価 入荷量は決して少なくない。値段はやや高値で安定している。
漁法 カゴ漁
産地 北海道
選び方・食べ方・その他
選び方
原則的に生きているもので、軟体などに触れて反応のいいもの。
味わい
旬は春?
唾液腺にテトラミンはない。
貝殻は厚みがあって硬いが筋肉、内臓も大きく熱を通して取り出しやすい。
ワタなどに苦みやクセ、毒性分はない。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
好んで食べる地域・名物料理
暮れの需要 東京では暮れになると値上がりする。これは席に着いたときに、最初に出てくる「お通し」に使われる。もしくはコースメニューの中に組み込まれるからだ。古くはバイであったが、近年本種に置き換わっている。
加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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