202408/10掲載

マナガツオの基本は漬け魚だな

漬け魚のある毎日って平凡だけど素晴らしい


毎年、数個体漬け魚用にマナガツオを買う。
あくまでも日々の総菜だけど、食べるたびにマナガツオは漬け魚用だ、と思ってしまう。
今回は西京味噌(会社名)の漬けもの用みそと、群馬県で買った漬物用酒粕で漬けてみたが、ご飯のたびに焼くという日常がとてもいい感じである。
みそも粕もマナガツオの身をほどよく締めて、よい味をプラスしてくれる。

みそ、酒粕、それぞれに持ち味がある。


ご飯には西京漬け(西京味噌の西京味噌を使ったので)が上かなと思ったが、酒の肴としては粕漬けかななんて思った。
ともに非常に保存性に優れている。
ちなみに東京都内には着け魚の老舗が何軒かある。
非常にお値段が張るものの、それでもマナガツオは仕入れ値が高すぎて使えないみたいだ。
おいしい漬け魚は自家製するしかない。

マナガツオを買うって勇気がいるのだよ


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産に来ていたのは、沖合い底曳きが盛んな、愛媛県八幡浜のものである。鱗の剥がれやすい魚で、できるだけ鱗が残っているものを選ぶ。
選んだ体長32cm・1.493kgは今年最大のマナガツオだ。
以上は前回も書いた。
三枚に下ろして切り身にする。
バットに振り塩をして切り身を並べ、上からも強めの振り塩をする。
数時間寝かせて出て来た水分を拭き取り、漬け地につける。
西京味噌はみりんと合わせ、酒粕もみりんと合わせただけ、あまり玄妙なことはやらないほうがいい。
香りづけするなら焼いた後がいい。
2日くらい漬け込んで食べられる。
ちなみにみそ、酒粕は比較的べったり残したまま焼く方が好き。

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マナガツオのサムネイル写真
マナガツオ英名/Harvestfish, Silver pomfret 北鯧、白鯧海水魚。大陸棚砂泥地。新潟県〜九州西岸の日本海・東シナ海沿岸、有明海、相模湾[神奈川県真鶴町]〜土佐湾の太平洋沿岸、瀬・・・・
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